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蜂蜜エッセイ応募作品

好き嫌いをなくしてくれたもの

夢子

 

 小さな頃に好き嫌いをなくす、ということは、大事なことだ。私の母も幼い時に苦手なものがあった。それは、トマトだ。
 今のトマトと違い、昔のトマトは、独特の青臭さがあり、それが苦手を作っていた。
 祖母(つまり母の母親)はどうにかして、子どものうちに食べられるようにならないか、考え、ある日トマトにハチミツをかけて食卓に出してみる。
 母がおそるおそる口に入れてみると、ハチミツのいい香りと、程良い甘味が加わり、食べることができた。
 それ以来、家でハチミツがけのトマトを食べ続けていたら、いつのまにか苦手感がなくなり、今では何も付けなくても食べることができている。
 自分の母親がしてくれた苦手克服法を友達に話したら「トマトにハチミツかけるなんて、デザートじゃないんだから」と言われたという。
 でもそのデザート感覚がなければ、未だにトマトは食べられなかったかもしれない、と私は思う。ハチミツは、母にとって、好き嫌いをなくしてくれた大事な存在だ。

 

(完)

 

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