ミルトンの『失楽園』を読み始めてけっこう日数が経っていますが、ようやく下巻に入りました(笑)
そしてまたミツバチが登場するシーンを見つけましたのでご紹介しますネ!
それは、ラファエルという天使がアダムに、世界がどのようにしてできたか話す場面(第八巻)です。
神はこの世をどのように創造したか?
かなり嘘くさいですが(笑)概要はこうです。
第1日目に朝と夕べ、つまり光と闇を創ります。
そして2日目に空と海を創り、3日目に山と陸と植物を造り、4日目に太陽と月を創ります。
太陽と月は後だったんだ!(笑)
さらに、5日目にクジラや鳥や魚などのあらゆる生物を造り、6日目に家畜や昆虫や獣を造ったそうです。
そしてミツバチが出て来るのはこの6日目で、ヘビが造られ、アリが造られた後、、、
「つぎに、群れをなして雌蜂(めばち)が現われ、美味豊かな食物を供してその良人である雄蜂を養うとともに、蜜を入れる蜜蝋を掃(こしら)えていた。この他、なお無数の生きものが現われた。」
(平井正穂訳『失楽園』岩波文庫より)
とあります。
当時はなんでも女王バチはオスだと考えられていたそうですよ。
それにしても太陽とか月とか海とか山などのデカイものを造ったかと思えば、ミツバチのように小さなものまで、特にミツロウでできた巣まで作ったのですから、本当に神様って器用!(笑)
ちなみに人間が造られたのも6日目で、まずアダムが造られ、つぎにそのあばら骨からイーヴを造っていきます。
あやゆるものを創造した神は、7日目は休みます。さすがに疲れたのかな?(笑)
私達が一週間のうち1日休む習慣はここからきています。
いまは週休2日制が普通になっていますがね。
キリスト経のことはよく知りませんが、私たちの生活の中に深く根づいているんですね。
養蜂家は天気が良ければ日曜日でも仕事ですが。。。(笑)
またミツバチが出てきたらご報告します!