ミツバチと共に90年――

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真田丸!真田信繁(幸村)も食べたであろう蜂蜜入兵糧丸!

前回、「真田丸!真田信繁(幸村)と蜂蜜の関係を探る!」という記事を書きましたが、バックパッカー3兄弟さんさんから次のようなコメントをいただきました。
それは、バックパッカー3兄弟さんは真田町ご出身で、ヤッパリ「蜂の子」を食べていたというのです!

これはますます真田信繁(幸村)が蜂の子を食べていた可能性を高める証言ではありませんか!(笑)
はちぶんは喜んでしまい、今回は別の幸村と蜂蜜の関係をご紹介したいと思います。

真田幸村といえば何はさておき「真田十勇士」を思い浮かべる方も多いでしょう。
大河ドラマでも「佐助」という諜報者っぽい人物が登場しており、彼が現れる時と立ち去る時は、必ず風の効果音を入れていることから、あれはぜったい猿飛佐助を意識しているに違いありません!(笑)

筆者は司馬遼太郎の「風神の門」が好きなので、どちらかといえば霧隠才蔵派なのですが、猿飛佐助や霧隠才蔵といえば架空ではありますが忍者の代表格ですネ。
そう、真田幸村といえば一流の忍者を従えた武将なのであります。

長野市の戸隠には戸隠流(とがくれりゅう)忍術というものが伝承されており、現地にいけば忍者資料館などもありますが、戸隠流忍者は主に武田家に仕えていたといいますから、その流れから真田家にも仕えていたと容易に想像できます。

そして、その忍者たちが食料として携帯していたのが「兵糧丸(ひょうろうがん)」という非常食なのです。

それは、
「1つ食べれば1日動き回れる」

と言われるくらい高カロリーな食ベ物らしいのですが、一説によりますと1個約300kcalあったと言われますから、カロリーメイト(ブロックタイプ)の実に3倍です!
そのことから忍者だけでなく、武将も戦場に持っていったといわれているのです。

ということは、忍者と関係が深かった真田信繁も、当然戦さの時には常備していたに違いありません!(←力が入る)

なぜ、兵糧丸の話を持ち出したかというと、それを作る原材料に“蜂蜜”が含まれているからです!(←更に力が入る!)

戦国時代の話ですからまだ西洋ミツバチはいませんので、使用しているとすれば日本ミツバチの蜂蜜でしょう。

ところが一言で兵糧丸といっても国によって作り方が異なりますので、甲賀、伊賀、戸隠などで違いがあるようです。
はちぶんの好きな霧隠才蔵の伊賀流の製法では蜂蜜は含まれていませんでした。(残念!)
他の国の製法もしっかり調べてみないといけません。

しかし一般的な原料としてはソバ粉・はと麦・ゴマ・蜂蜜・砂糖などがあるようで、あるところにはその製法まで記されていましたのでご紹介しておきます!

【材料(2個分)】
そば粉……40g
上新粉……40g
すりごま……20g
はちみつ……10g
料理酒……少々
きな粉……40g

【作り方】
1.きな粉以外の材料をボウルに入れ充分にねる。
2.生地を直径5cmくらいに丸める。
3.蒸し器で約10~15分蒸す。
4.きな粉をまぶしてできあがり!

きっと真田信繁は、この蜂蜜の入った兵糧丸を食べていたに違いありませんヨ!
おいしいかどうかは知りませんが、今度はちぶんも実際に作ってみたいと思います。(笑)

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