ミツバチと共に90年――

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ツマアカスズメバチって?

今朝NHKを見ていたら「ツマアカスズメバチ」の話題が取り上げられていました。
毎年スズメバチの駆除作業をしている当場にとっては非常に気になる問題です。

もともとは中国や東南アジアに生息していたものですが、2012年に日本の対馬で確認されて以来、今年の1月に特定外来生物に指定されたのでした。
それが今年8月に北九州市で見つかり、ついに本土への侵入が認められたのです。

何が怖いかというとこのツマアカスズメバチ、ミツバチを食べてしまうのだ!
ですから養蜂家にとっては天敵です!
テレビではカボチャ農家の被害が取り上げられていましたが、今年は例年の3割くらいしか採れなかったそうです。
というのはツマアカスズメバチによって、受粉するミツバチの数が激減してしまったからだといいます。

体長は2~3センチで普通のスズメバチと同じくらいで、毒性も同等なのですが、特筆すべきはその繁殖力が半端じゃない!
キイロスズメバチなどは一つの巣に500個程度のタマゴを産みますが、ツマアカスズメバチは一つの巣に数千個のタマゴを産むというのです。
その繁殖力ですでにヨーロッパの方にも広がっており、日本の本州を席巻するのも時間の問題かもしれません。

なんとか食い止めようと動き出しているようですが、相手は昆虫ですからなんとも手ごわそうです。
もしかしたら数年後にはこのブログで、ツマアカスズメバチの駆除の様子を紹介しているかもしれませんネ。

ともあれそんなことのないように、対策を急いでほしいなあ。。。

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