ミツバチと共に90年――

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中国アカシア蜂蜜視察紀行(24)《家族に頼まれた中国土産》

《家族に頼まれた中国土産-1》

日本を出る前、書道をたしなむ母から、
「中国へ行くならぜひ書道で使う墨を買ってきておくれ。ちょうど切らせてしまったの」

(そんなもん日本で買え!)

と言うのも忘れ、選別をありがたくもらってしまった。
おまけに息子には、

「中国語で書かれたワンピースのマンガを買ってきて!」

と、こっちは視察で行くのに観光旅行に行くものとすっかり勘違いされている。
(と言いながら五丈原ではずいぶん楽しんでしまったが……)

それをノッポさんに話したら、さすがは心優しきノッポさん!
はちぶんの要望をすっかり叶えてくれた。

どこかは分からないが書道の道具や紙ばかりを扱っている店が立ち並ぶ商店街。
そこに上海どころか中国一と豪語する書道具の名店「曹素功墨苑」という場所に連れていってくれた。
なにもこんな高級店に連れてきてくれることはなかったのに、、、
でも、その心遣いが嬉しい。

ところが―――、

「たかっ!」

物によっては日本円で数十万するのもある。
品はピンからキリまで、

「なぜこんなに値段が違うのか?」

と聞けば、

「墨の価格は材料の良し悪しもあるが、作られてから年を増すほど価値が上がるのだ」

と、店主らしき人が手ごろなカモを捕まえたとばかりに言う。
いわゆる墨とワインは同じらしい。
(ちゃう、ちゃう!)

しかもその墨を作ったのが「曹素功」という墨作りの名人だそうで、はちぶんは母のために彼の名前の入った300元(日本円で約5400円)の墨を買った。

「負けてくれ!」
と交渉したが、よほど商品に自信があるのだろう、その願いはかなわなかった。

「100年すればもっと価値が上がりますよ!」

と、今日運転をしてくれているおちゃめなおじさんが言ったが、
(死んどるわい!)
と言わずもウケる―――笑いは万国共通だ。

続いて大きな書店に連れて行ってくれた。
日本でいえば「紀伊国屋」級の店である。

ところが店員に聞きながらコミックが置いてあるコーナーにたどりつけば、そのスペースたるやほんの僅か。
広さにして6畳くらいか?
まだまだ日本の漫画文化もここまでは届いてないようだ。

「こんな狭いスペースに果たして目的のコミックは見つかるだろうか?」

と心配になりながら探していたら、そこはさすが!日本中を席巻する人気マンガ「ワンピース」。
全巻そろわずとも本棚2段に渡って並べられていた。

価格は日本で売られている半分程度だ。
でも紙質はイマイチで、本の作りもあまい!

ファイル 645-1.jpg

ちなみに中国語で「ルフィー」は「路飞」、「サンジ」は「山恵」、「ウソップ」は「撒谎布」、「ナミ」は「奈美」(←そのまんま)と書く。

これで家族に頼まれた使命は果たしたぞ!

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