ちょっとえげつない見出しにしてしまいましたが、今回は女王蜂の生態について書いてみます。
先日、社長と「ミツバチも動き出す時季だし、何か面白い話題がないか?」と話し合っておりました。
すると、「女王蜂の交尾の瞬間を撮影できたら世界的なスクープだ」と社長が言いました。
というのも、女王蜂は成長すると巣を飛び立って空中で交尾をするのですが、それが上空数百メートル!
とても地上からだと撮影ができないとのことなのです。
かのNHKでさえ以前その生態を紹介した時はCGで、まだ世界でも撮影に成功したことがないのだそうだ。
ホントかどうか知らないけれど、何十年も養蜂に携わっている社長でさえ、女王蜂が飛び立つ瞬間は見たことはあっても、交尾をする姿は一度も見たことがないと言います。
だとしたら、その瞬間をとらえたら世界初のスクープだ!と密かに野望を燃やすはちぶんでした。(笑)
ところでその女王蜂、交尾をするのはその最初の1回のみで、あとは一生巣の中で卵を生み続けるのだ!
一日に生む卵の数およそ2000個、それも毎日、しかも長いものでは6年以上生き続けるというのですから驚異としか言いようがありません!
一方オス蜂たちは、女王蜂が飛び立った瞬間そのあとを追いかけて一斉に飛び立ちますが、交尾ができるのはその中の一匹だけ。
しかも用を終えたら尻がもげて死んでしまうのだそうです。
やりそびれたオス蜂は巣に戻り、次の機会が訪れるまで一生巣の中で働きもせずうろうろして過ごすのです。
なんとも厳しいというか、合理的というか、すさまじいミツバチ社会の生態ですネ!