ローヤルゼリーばかりを食べている女王蜂と、働き蜂の平均寿命を比較してみますと、その違いは驚くほどです。
働き蜂が蜜を集めるようになってからの寿命がおよそ1ヶ月くらいなのに対して、女王蜂は約3年、長い者では5年以上生きるのもあります。
実に40倍―――、人間に換算すれば、人生80年として3200歳まで生きることになりますネ!(笑)
むろん女王蜂がそうだからといって、そのまま人間にも同じ効果があるとは、あまりに短絡的で馬鹿げていますが、アメリカのガードナーという学者はショウジョウバエを使って実験したそうです。
それによると、ローヤルゼリーを与えた方が、与えない者に比べ、平均して2日ほど寿命が延びたという結果を得ました。率にして16.5%ほどの延びです。
これは同じ昆虫同士なので、さもあることもあろうと思うかも知れませんが、旧ソ連では牛やヤギ、ウサギなどでも実験し、ローヤルゼリーには寿命を延ばす効果があると確かめられたといいます。
中でもハツカネズミは、ローヤルゼリーによって3分の1も寿命が延びたそうなのです。
これはいよいよ臨床実験の段階だと思いますが、残念ながら人間に対する確たる延命の話はまだ聞こえてきませんね。
でも若返り効果や血圧を正常値に戻す効果、あるいは栄養不良や神経障害に対する効果、あるいは女性機能に関わる効果や美容に対する効果など、そのチカラはいまだに注目を集め続け、研究が進められている昨今です。
解明されゆくローヤルゼリーのパワーにますます期待したいですネ!