日本では、昔から蜂の巣は縁起が良いとされ、家の軒下などに巣ができると、怖がるというよりも喜ばれることがありました。
なるほど歴史のある旅館などに行くと、たまに大きなスズメバチの巣の置物が飾ってあったりするのを見かけます。
それはこういう考え方からきているんですね!
なぜ縁起が良いかというと、まず1つ目に考えられるのは、家の戸口などに蜂の巣があれば、誰でも怖くて近寄れません。
つまり、泥棒に入られる心配がなく、転じて厄除けになるというわけで、家内安全という意味になります。
2つ目は、蜂の黄色から連想されるものといえばお金、つまり金運上昇という縁起担ぎの意味もあると思います。
そして3つ目が招福万来、商売繁盛!
これは、蜂が巣の中に入ったり出たりする忙しい様が、その家の人の出入りの多さをあらわしているというわけです。
こういう話を知ってしまうと、スズメバチの巣が家にできたとしても、駆除してしまうのはもったいない気がします。(笑)
もうじき2012年も終わりですね。
来年の正月は、門松やしめ縄のかわりに、蜂の巣を飾るというのもいいかも知れませんネ!(笑)