商品のラベルに「はちみつ入り」と書かれていれば、おそらくほとんどの皆さんは、
「ああ、この商品には蜂蜜が入っているんだ」
と思うことでしょう。
おそらくその認識は日本では間違いではありません。(笑)
“日本では”と言ったのは、本国においては「精製はちみつ」だろうと「加糖はちみつ」だろうと、「はちみつ」という表記をしていいことになっていますので間違いではないのです。
「はちみつ」と書いてあれば確かに健康に良さそうですし、美味しそうでもありますネ。
ただしその蜂蜜は、いわゆる天然の本物のはちみつではないことは認識しておいた方がいいと思います。
なぜなら通常食品に本物の蜂蜜を加えると、しばらく経つと澱(おり)が出てしまい、商品化するのがとても難しいからです。
ですので加工品には「精製はちみつ」を加えるのが常識なのです。
そうすることで確かに蜂蜜の味はしますが、残念なことに、本来の蜂蜜特有の成分などほとんどないといっても過言ではありません。
そこでご提案したいのが―――、
家に本物の蜂蜜を常備しておき、お店などで「はちみつ入り」と書かれた商品を買おうと思ったとき、ひと呼吸おいて考えて、はちみつ入りでない同じような商品を買って帰り、飲むときに常備している蜂蜜を加えて飲む―――
というやり方です。
いわばご家庭でできるはちみつ入り飲料です。
せっかく蜂蜜には高い栄養価があるわけですから、上手に摂取したいですネ。