「社会性昆虫」ともいわれるミツバチは、女王バチを筆頭に以下働き蜂やオス蜂が、見事!というまでの規則正しい集団生活を営んでいます。
その営みはいったいいつごろから行われていたのでしょう?
ミツバチが地上に生息するようになったのは、今から1億5000万年前の中生代といわれています。
ゴキブリが出現したのが3億年前と言われていますからそれほどではありませんが、中生代といえば様々な恐竜が生息していた時期ですネ!
この時代の植物の変化は劇的でした。
もともと蜂の仲間は現在のスズメバチに見られるような肉食だったのですが、それまでシダ植物や裸子植物だけの世界に、花を咲かせる植物(顕花・被子植物)が出現したことで、その生態を変化させる者が出たのです。
植物が花を咲かせるようになると、受粉勾配をするため虫や鳥が必要になりました。
そこで花に甘い蜜や花粉を蓄え、虫や鳥を誘い入れるようになったのです。
通説では、こうして栄養価の高い植物性のタンパクを栄養源とするミツバチが登場したと考えられています。
今から何年か前、ミャンマーで1億年前のミツバチの化石が発見されて話題になりましたが、少なくとも5000万年~3000万年前ごろまでにミツバチは、現在見られるような社会性を確立したのではないかといわれます。
我々の祖先アウストラロピテクスが地球上に現れたのが約400万年前ですから、社会のシステムづくりにおいては、ミツバチは我々人類の大先輩だといえますネ!
日本の政治家の皆さんも見習ってほしいものです。(笑)