昔は蜂に刺されたら小便をかけろと言いましたが、それはハチの毒は蟻酸だから小便に含まれるアンモニア(アルカリ性)で中和するという考えからきています。
しかしそれでは効果がないというのが最近の研究です。
蜂に刺されたらすぐにお医者様のところへ行きましょう。
ミツバチの場合、刺されたところに針が残っているので抜きましょう。
ハンカチなどでこすると自然に抜けます。
しかし足長バチやスズメバチといった大きな蜂になってくると、激痛とともに患部が大きく腫れあがってきます。
症状によっては発熱、嘔吐、呼吸困難、肝機能障害等が起こることもあります。
こうしたアレルギー反応のひとつ、アナフィラキシーショックに陥ると命にも関わってきます。
基本的には蜂の巣がある周辺には近づかないのがいいのですが、万一、襲われたらすぐにその場所から離れることが先決です。
刺された場合の応急処置としては、患部の周囲を強くつまんで毒を吸い出しましょう。
吸い出した毒は吐き出し、飲み込まないように注意しましょう。
次に流水で洗い、冷やします。
そして病院に行くことをお勧めします。
今年は例年に増してスズメバチが多いです。
スズメバチの巣を見つけたら、危険ですのですぐに役所か専門業者に連絡して駆除してもらいましょう。