ミツバチと共に90年――

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ハチミツとの食い合せ

昔から、食い合せの悪い食材って聞いたことがあると思います。
例えば「うなぎと梅干」とか「天ぷらとスイカ」など有名ですが、ハチミツってどうなのでしょう?

「蜂蜜トッピング」などと言って、なんでもかんでもハチミツをかけてみようと安易に考えていましたが、ちょっと心配になったので調べてみました。

ちなみに「うなぎと梅干」はほとんど迷信で、「天ぷらとスイカ」の方は油の多い天ぷらと、水分の多いスイカでは胃液が薄まって消化不良を起こすことがあるといった医学的根拠があるそうです。

では、ハチミツは?

すると、ありました、ありました……。(汗)

例えば「豆腐と蜂蜜」で、これは聴力に影響を及ぼすそうで、また「ねぎと蜂蜜」は視力に影響を及ぼすと中国では言われているそうです。
その他、江戸時代に著された貝原益軒の『養生訓』によれば、「スモモと蜜」「きび米と蜜」「麦醤(むぎひしお)と蜂蜜」も好ましい取り合わせではないそうです。

麦醤とは麦で作った醤油のようなものと考えられますが、現代ではもうありませんし、キビ米にしてもほとんど見ることはありません。ですので問題は「スモモ」です。
ところが、それらの論拠を調べてみますと、どれも医学的な根拠をみつけることができませんでした。

想像するに、「豆腐」と「ねぎ」については中国の漢方とか薬膳の考えが入っているのではないかと思われます。
漢方や薬膳では食材の持つ特性を「四気」とか「五味」といった独特な食材の分類をしており、その考え方からハチミツとの食い合せを法則的に導き出しているのではないかと思いました。

また貝原益軒の書にしても、中には医学的な根拠があるものもありますが、昔からの迷信とか、贅沢の戒めといった観点も含まれているようで、特に「スモモと蜂蜜」の食い合わせについていえば、ネットで調べてみますと、商品化されているものまでありますので、ほとんど迷信といってよいでしょう。

しかし食材には、栄養の吸収を妨げるものや、体質的に酸に弱いとか胃腸が弱いという人もいますので、実際に避けた方がよい食い合わせもあります。

例えば、「にんにく」「玉ねぎ」「ニラ」と「蜂蜜」との食い合せはあまり良くないようです。

なぜかというと、蜂蜜は腸の働きを助ける効果があり、そこに更に便通を良くする働きのある食材を加えるわけですから、多食するといずれも胃腸を刺激して、腹痛やお腹が脹ったり、下痢をする場合もあるそうです。逆に言えば、便秘で悩んでいる場合にはいいかもしれませんね。(笑)

結論としては、体質やその時の体調に合わせ、食材の特性を活かした食い合せをするということが大事だということですネ!栄養学の難しい話になりそうです。

とりあえず「蜂蜜トッピング」のコーナーでは、万一私の体に異変が生じたら報告しますのでご安心ください。(笑)

ちなみに以前ご紹介した「大根と蜂蜜」の食い合せは、美肌効果や健脳効果がのぞめるそうですよ♪

どなたか詳しい方がいたら教えて下さい。

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