ミツバチと共に90年――

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三国志に登場するハチミツ好きな武将

前回ブログに諸葛孔明の名を書いた時、三国志に登場する蜂蜜好きな武将のことを思い出しました。

その名を袁術(えんじゅつ)―――。

『三国志演義』によれば、もともと彼は名門の出で、当初は官職を務めていましたが、董卓の勢力が増大するにつれ、その打倒に立ち上がった諸侯の1人として登場します。

そして連合軍の兵糧をつかさどる役を担当しますが、連合軍崩壊後は孫堅の支持を受け、親戚関係にある袁紹との争いを繰り広げます。

一時は曹操に破れ揚州に追いやられますが、孫策らの力によって揚州を支配し、あろうことか自らを皇帝と称して仲王朝という国を創設するのです。
ところが贅沢三昧、遊び放題の生活では人民を苦しめるばかり。袁術が支配する国は慢性の食料不足で、人肉を食い合うありさまだったといいます。

そんな国が長続きするはずがありません。仲王朝はわずか数年で崩壊の時をむかえます。
呂布との戦いでは自ら出陣したものの大敗を喫し、さらには曹操・呂布・劉備・孫策の連合軍に四方を攻撃され、最後の頼みだった猛将紀霊も関羽に斬られてしまいます。加えて配下だった雷薄・陳蘭からの略奪を受け、兵糧はすっかり尽きてしまいました。

『三国志』では、その後やむなく従兄弟の袁紹の子である袁譚のところへ逃れようとしますが、その途中で病気に倒れてしまいます。

季節は真夏―――。
袁術は乾いた喉を潤そうと、蜂蜜入りの飲み物を欲しますが、
「ただ血水があるだけで、蜜水などどこで得られましょう」
と臣下に言われ、絶望の袁術は、
「この私がこんなざまになったか!」
と叫びながら、寝台の下で一斗の血を吐いて絶命したといいます。
その辞世の言葉が、
「ハ、ハチミツ……」
だったとか……?(笑)

なんだか諸葛孔明とか関羽などと比較してしまうと、あまり感心させられる武将じゃありませんネェ~。(笑)

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