ミツバチと共に90年――

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蜜源となるニセアカシアって?

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当場で扱っているハチミツの中で、最もクセがなく、あっさりした上品な風味を味わえるのがアカシア蜜です。
このアカシア蜜の蜜源となっている植物が「ニセアカシア」という花です。

一般的に日本でアカシアといえば、通常このニセアカシアを指しますが、厳密にいうと単にアカシアといった場合はフサアカシアやギンヨウアカシア等のことで、学術的にはバラ目マメ科に属した、ニセアカシアとは全く別の植物になります。

ではニセアカシアとはどういうものか?といえば、マメ目マメ科に属する植物で、和名をハリエンジュといいます。

原産は北アメリカで、日本には明治初頭に渡来しました。
ところが、後に輸入されるようになった本来のアカシアと区別するために「偽のアカシア」と呼んでいましたが、現在ではアカシアといえばすっかり「ニセアカシア」のことを言うようになりました。

ニセアカシアは成長が早い落葉高木で、痩せた土地でもよく育つ特徴があるため、かつては禿山や荒廃地、あるいは鉱山周辺の煙害地等の復旧に役立てられてきましたが、現在では街路樹や公園樹として、あるいは砂防、土止めを目的として植栽されることが多いようです。

当場で採蜜されるアカシア蜜は、島崎藤村の「千曲川のスケッチ」や五木ひろしの「千曲川」で有名な(←(笑)ちょっとジャンルが違いますネ)、日本で一番長い千曲川流域で採蜜されます。
もともとは川の氾濫被害を防ぐために植えられたのではないかと思いますが、野生化したアカシアがものすごく増えてしまい、近年の千曲川伐採計画で、私たちの収穫用のアカシアも伐られてしまいました。(涙!)

長野の北信地方では、例年ですと5月中旬~6月中旬くらいに花を咲かせます。しかし風雨に弱いという欠点があり、気候の良し悪しによって採蜜量が大きく変化してしまうというのが現状です。

本年度、このアカシア蜜と菜の花蜜で、ミツバチの「巣箱1群オーナー権」というサービスを始めました!
ご興味のある方はぜひご検討してみてくださいネ!

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