ミツバチと共に90年――

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ハチ、アブ、ハエ、ブヨ……どこちがう?

ミツバチとアブとハエとブヨ、どれも見た目が似た昆虫ですが、いったいどこが違うのでしょう?

さすがにミツバチとハエはその色の違いから区別は簡単だと思いますが、ミツバチとハナアブに至ってはとても良く似ていて、慣れなければ見分けがつかないかも知れませんね。

ちなみに分類学上の目単位でいうと、ハチはハチ目(膜翅目)で、アブ・ハエ・ブヨはハエ目(双翅目)に分類されていて、その大きな違いは羽根の数にあります。
つまりハチには羽が4枚あり、アブ・ハエ・ブヨには2枚しかありません。

子どもの頃アブを捕まえて、手を袋状にして中でアブをはばたかせると、その羽音がいい音をして、耳元で楽しんでいました。
でもある日、アブとミツバチを間違えて、刺されて痛い思いをした経験が忘れられません。(笑)

見分けられればそんなこともなかったでしょうが、アブとミツバチは慣れるまで見分けがなかなか難しいものです。

ミツバチはアブに比べて胸部と腹部の付け根が細く、触覚が長いのに対して、目はアブの方が大きい印象を受けます。
なにより蜂はお尻に針を持っていて刺すのが大きな特徴ですね。
ミツバチに似たハナアブのたぐいは、実は体の模様をハチに似せて、擬態で身を守っていたのです。

ブヨは蚊を大きくした昆虫ですので、ハエとの見分けも容易でしょう。
どちらかというと同じような色をしているアブとハエは、同じ特徴を持っているだけにその見分けも困難だと思います。

無知だった子どもの頃の私は、まんまとアブの知恵に騙されてしまったというわけです。(笑)

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