ミツバチと共に90年――

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「越冬つばめ」ならぬ「越冬みつばち」

朝晩の冷え込みが厳しくなり、長野の北信地方(須坂市)は、雪こそまだ降りませんが、朝は車の窓がガチガチです!

私たち人間は、寒ければ暖房を入れたり、家に入れば炬燵にあたることもできます。
ところがミツバチは冬の間中、いったいどのように生活しているのでしょう?

もちろんミツバチも昆虫ですから変温動物です。
変温動物は人間のような恒温動物と違い、体温を一定に保つことができないので、気温によって体温も変わってしまうということは、小学校か中学校で習いました。(笑)

で、ほとんどの昆虫は、冬の間は幼虫のまま温かい土の中で過ごしたり、卵とかサナギの状態で過ごしており、成虫で冬を越す者は、枯葉や石の下で仮死状態になって寒い期間を耐えるしかありません。

ところがミツバチは冬眠をしません。
しかも成虫のまま冬を越すことができるのです!
すごいと思いませんか?

ではどうしているか―――?

寒くなるとミツバチ達は巣の中央に集まり、蜂球(ほうきゅう)という団子状になります。
そして、みんなで羽の付け根の筋肉を震わせて熱を発生させるのです。

巣の中には何万匹ものミツバチがいますから、一斉に熱を発生すると、驚くことに巣の中を33~36℃に保つことができるのです。
すごい!!

しかし蜂球の外側にいるミツバチはきっと寒いに違いありません。(笑)
すると「寒い、寒い」と言って中の方に潜り込み、中で暑がっているミツバチと交替するんです!
ミツバチ社会にも交替番があるんですネ。(笑)

これからいよいよ本格的な冬に入ります。
みなさんも風邪などひかないよう、体調管理には充分気をつけてくださいネ!

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