喜多川歌麿といえば、江戸時代の「謎の絵師」とも呼ばれる浮世絵師ですネ。
なぜ謎かというと、その生涯や浮世絵師としての活動がはっきりしていないためで、それとは対照的に、彼が残した錦絵の美しさが脳裏に鮮明に刻み込まれたという人も少なくないのではないでしょうか。(笑)
歌麿といえば特に美人画で有名ですが、彼は女性ばかりを描いていたわけではありません。
絵本や挿絵なども手掛けており、「絵本虫撰(1788刊)」という本の中に「蜂・毛虫」という絵を見つけました!
『絵本虫撰』は歌麿狂歌絵本三部作のひとつで、虫、貝、鳥を写生風に描いた色摺りの挿絵です。
しかしよく見ると、これはミツバチではなくアシナガバチですね。(笑)