長年に亘り培った養蜂のノウハウを総称して、私たちは「鈴木式養蜂」と呼んでいます。
完熟蜜とは巣の中で充分な時間をかけて熟成された蜂蜜を言います。
巣房に溜まった蜜をミツバチ自身の羽ばたきで3〜5日かけて水分を飛ばし、糖度が78度前後になると蜜ロウで巣房に蓋をしますが、この状態の見極めが重要です。
【重要】完熟蜂蜜と濃縮ハチミツは採蜜の段階から違います。
完熟蜂蜜
蜜ぶたができてから採蜜
白く綿のように見える部分が蜜ぶたです。上の写真は極端ですが、蜜ぶたがかかってから採蜜するのが完熟蜂蜜です。
完熟蜜はこの後ろ過して商品となり、加熱することはありません。
この技術を中国で実現しています。
濃縮ハチミツ
蜜ぶたがかからないのに採蜜
蜜ぶたがかからないうちに糖度の低い蜂蜜を採取してしまい、その後人工的に加熱濃縮します。
例えば中国産の安いはちみつは、蜜源が豊富であるため大量のミツバチを飼っており、採蜜量が多く、採蜜サイクルも短く済むためコストを抑えられますが、蜂蜜本来の風味が飛び、色も濃くなってしまいます。
開花時期に合わせて花から花へ巣箱を移動しますが、採蜜のスケジュール管理をもとに、農家からの消毒被害を避けたり、安全な場所への移動が必須です。
ミツバチの健康維持に細心の注意をはらい、巣箱の衛生管理の徹底と、はざかい期の給餌の量やタイミングを計ります。
ミツバチの健康を保ち(強勢群の養成)、春の養蜂の立ち上がりをスムーズに行う。
蜂蜜本来の栄養素保持のための貯蔵術。
こまかなことを挙げるとキリがありませんが、鈴木養蜂場はこれらの技術を実現しています。
採蜜された蜂蜜は80kgポリ容器にて一旦倉庫に運ばれます。
集まった蜂蜜は容器ごとに味、色、風味、糖度が異なる為、弊社では毎年現地に赴き1ドラムずつ検品を行い、チェック・選定していきます。
蜂蜜を輸入するにあたって全国はちみつ公正取引協議会の定める蜂蜜の規格基準と、日本厚生労働省の定める基準を満たした抗生物質及び、残留農薬について検査を行っております。
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