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蜂蜜エッセイ応募作品

世界は奇跡の集合体

茅野 博

 

昨年からエッセイストを目指して色々なコンテストを探しては応募しています。そして応募サイトで見つけたこのコンテスト。蜂や蜂産品がテーマという面白さに惹かれチャレンジして見ることにしました。しかし実際に取り組んでみると、このテーマに関する知識やエピソードがなく、苦戦。そんな中、先日テレビを見ていたらコメンテーターからこんな発言がありました。「人類が20世紀に入り人工授精を成功させ、それに伴う様々な進歩的な技術が生まれている。そしてその技術が人智を超え始め、倫理に悖るのではないか?という意見がある。しかし、自然界では蜜蜂が花の蜜を吸い、植物の受粉を媒介している。自然界はもっとすごい事を起こしている。所詮人間が作るものだから大した事はない」というものでした。日頃、何気なく食品として使っているハチミツはそんな人類の遠く及ばない自然界での奇跡的な営みからの副産物なんだと思うと、感慨深かった。花はその場所から動かないが、蜜蜂を媒介して子孫を残している。調べてみると蜂が受粉を媒介する作物は世界の食料の9割を占める100種類の作物のうちな7割を占めている事がわかった。この事実にも驚愕した。もし蜜蜂を始めとする虫たちがいなかったら地球上の植物の繁栄はもとより人類は随分前に食糧不足で絶滅していただろう。そう思うと蜜蜂は人類の救世主かもしれない。そうすると蜜蜂が作るハチミツとは一体なんなのか?そして何のために作るのか?という疑問が湧いてくる。専門家を前に恥ずかしいですが、分からないので調べてみました。ハチミツは蜂の保存食であること、そして蜜蜂の寿命は40日であることも知りました。そんな短い命の中、仲間のために作ったものがハチミツであると思うと、大事にいただかないといけないと痛感。今回、応募する事で蜜蜂やハチミツについて理解を深める事が出来、よい機会を頂きました。感謝いたします。

 

(完)

 

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