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ハチミツと製造者の面白い生態

高橋陸

 

皆さんは朝ごはんパン派ですか? それともご飯派ですか?
 私はパン派です。私が中学生の頃までは、母親が早起きをして朝食を作ってくれました。
 高校生になってから朝食は自分で作るようになり、卵焼きとウィンナーと卵かけご飯も食べるようになったのですが、朝に食べるご飯もいいですよね。
 それでも、私は中学の頃から大好きだったハチミツをかけたパンでした。トーストにバターとハチミツをかけるのです。サクッと噛み応えのあるトーストに甘く優しい香りがして、口に入れると幸せの味が広がります。
 美味しいものを食べるときは「う~んっ、おいしぃ」と声が出て、目を瞑る癖が私にはあるのですが、ハチミツを使ったものは、その癖が必ずでました。
 一般的にハチミツというものは好まれて食べられていますが、ハチミツがどのようにして作られているのか気になってまだ何も知らない頃に少し調べたことがあります。
 ハチミツはミツバチの巣から採れるもので、蜂が花の甘い蜜を唾液でかき混ぜて、酵素と混ぜ合わせます。そうして成分が分解されていき熟したハチミツが出来上がります。それを暖かい巣の中で蜂たちが飛び回り、風を送ることで、幼虫や自分たちの餌として使うものです。
 ハチミツの唾液と聞くと少し、嫌に感じますね。ですが、そんな蜂の唾液こそが、あの甘くておいしいハチミツの正体なんです。
 若者の食べ物、例えばタピオカや色付きの綿あめ、女の子が好きそうな店には大体ハチミツが使われていますし、料理なんかでもよく使われます。
 蜂の唾液というのは私たちの暮らしに必要不可欠なものになっているのです。
 ハチミツを効率よく採取するために養蜂家の方達がいるのですが、その方たちにも尊敬をしましょう。
 危険と言われているハチの巣に手を突っ込まなければならないのですから。
 その蜂の巣を管理するのもかなり大変なことだと思います。
 そういえば、蜂の巣がなぜ暖かいのか分かりますか?
 蜂は体温を変えることが出来る生物でスズメバチの敵が巣に侵入したときに、ミツバチは命を賭けて戦います。そのミツバチの戦法というのは、仲間でスズメバチにくっついて、体温を上げて蒸し焼きにするという方法です。
 そのため、蜂の巣の中の温度は保たれてハチミツや幼虫が育ちやすい環境を作っているのです。
 私たちの身近にいるミツバチには面白い生態があってそれを知ることでハチミツがもっと味わえると思います。

 

(完)

 

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