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蜂蜜との出会い

蜂蜜入りレモンティー

 

 私は健康のため、毎朝オートミールに蜂蜜とヨーグルトを掛けて食べる。中には茹でた小豆とレーズンとバナナを入れる。たまにはリンゴやパインを入れることもある。レーズンはリンゴ酢と蜂蜜に漬け、別の容器に入れて、冷蔵庫に保管してある。来る日も来る日も同じメニューだ。 
 もともとは、特に健康志向だったわけではない。だが10年前、脳出血に倒れ、奇跡的に大きな障害を背負うことなく元気になって以来、出来ることならなるべく長く、このまま健康に年老いて行きたいと願うようになった。私の病名は「海綿状血管腫」。先天的に脳にあった血管腫が破裂したのだ。脳幹の近くではあったが、小脳であったため、たまのめまいやふらつき程度の後遺症で済んだのだった。開頭手術をして血管腫を取り除けば再出血の可能性はなくなるが、今はない、片耳が聞こえなくなるとか片側の顔の神経が麻痺するといった後遺症が発生する恐れがあり、それはリハビリをしても元通りにはならないかもしれないという。何度も家族で話し合い、複数の病院にセカンドオピニオンを求めた。その結果、私はこのまま経過観察で行くことを選んだ。 
 発病時、私は3人の子供と一緒に京都に居た。私には、子育てが一段落したら海外に留学したいという夢があり、たまたま長女が入学した大学に、1年間英語圏の国に留学出来る学部があったので、次女の大学入学と同時に、私もそこに入った。だから、私と子供3人は全員大学生と言う家族構成だった。 
 私は病気によって1年間の休学を余儀なくされた。だが、夢は諦めなかった。その頃から、健康に良いとされるものは何でも試すようになった。無事1年間のメルボルン留学を果たし、大学を卒業して福岡に戻ってからも、私の健康志向は変わらない。 
 それに蜂蜜好きは、父譲りだ。父は85歳になって尚、フルマラソンを走る。父にあやかれるように、私も毎日蜂蜜を食べる。

 

(完)

 

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