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蜂蜜エッセイ応募作品

人生の歩みと蜂蜜

羽生智佳

 

蜂蜜に関する一番古い記憶は五歳の時だ。母の友人からもらった、ドロドロに溶けた蜂蜜飴が初めてだった。どのような経緯でその飴をもらったのか忘れたが、歯にくっついて苦戦しながら食べたことは覚えている。「蜂蜜」という食べ物を発見した幼い私は、「あの甘くて美味しいやつ」の味を求めるようになった。砂糖を使ったお菓子とは異なる強い甘さと、ホットケーキにたくさんかけて、母に怒られたことから、希少で特別な食べ物だと思うようになっていた。もしも叶うなら、そのまま飲みたいと思う程好きだ。流石に飲まないが、その代わりに固まった蜂蜜はそのまま食べていた。冬になり蜂蜜が固まると、今でも嬉しくなる。湯煎で溶かすなんてもったいない。固まった蜂蜜は全部私のものだ。

そんな強欲な私は、次第に味の違いに関心を持つようになった。高校生の時だ。山形県の農産物直売所で買った蜂蜜は、山で養蜂しているらしく、色が黒くて酸味が強かった。今までアカシア蜂蜜しか食べたことの無かった私には、衝撃だった。「これが本当に同じ蜂蜜なのだろうか?」「もしかして花の種類や産地によって、味が異なるのではないか?」その疑問を解くため、社会人になった私は色々な蜂蜜に手を出すようになった。

花の種類ごとに分けられたもの、国内のもの、海外のもの、その他コムハニー等。値段は安くないため沢山は買えないが、食べたことのない蜂蜜があれば試していった。その結果、「蜂蜜」と一言で言っても味が大きく異なることが分かった。癖の有無、花の風味等、多種多様な味があり、それぞれ異なる美味しさがある。甘いだけの液体だと思っていた「蜂蜜」は一つの味に固定されない食べ物なのだ。

蜂蜜の味の違いやどのような存在なのか、私なりに色々考えてきた。だが、一番大切なことは「美味しい!」と思いながら、蜜蜂や養蜂家、花々といった自然に感謝して食べることだと思う。

(完)

 

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