タヌキ
物価高の昨今、我が家では米よりも安価な小麦粉の使用量が増えた。最も多く作る小麦粉料理は「鬼まんじゅう」である。
以前から昼食用として鬼まんじゅうを作ってはいた。小麦粉・薄切りのさつま芋・塩を入れたぬるま湯をかき混ぜ、20分間蒸せば出来上がる。
娘と息子が自立し、夫婦2人だけの生活になった。その頃から鬼まんじゅうに色々な食材を加えるようになった。最初はレーズン。風味が増した。きな粉を混ぜた。香りと風味が食欲を刺激する。仕上げに蜂蜜を掛ける。冷凍ブルーベリーを添える。美味しいだけでなく、栄養豊富になった。
鬼まんじゅうが最も美味しい季節は秋である。さつま芋が求めやすくなる。リンゴが出回る。リンゴを入れた場合、きな粉は入れない。味が合わない気がする。さつま芋が手に入らない場合はリンゴ主体の鬼まんじゅうを作る。
何を入れた場合でも、蜂蜜とブルーベリーは添える。
鬼まんじゅう以外でも蜂蜜は大活躍である。食パンに塗る。ヨーグルトに加える。蜂蜜が無いと困る。
2人の子供たちがいた頃、なぜ栄養豊富な鬼まんじゅうを作らなかったのだろうと悔やまれる。多忙で、心に余裕が無かったのかも知れない。2人いる孫たちにも食べさせてあげたい。家を出た頃と違って、子供たちは実家に帰らなくなった。2人とも遠方に住んでいる。せめてレシピを送ってあげたい。
いつの日か、子供や孫と会えたら、栄養豊富な鬼まんじゅうを作り、たっぷりの蜂蜜を掛けて食べさせたい。

(完)
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