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ミツバチと共に90年――

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養蜂農家の経営

ウラッキー

 

養蜂農家は、ミツバチは女王蜂が生んでくれるので種苗や素畜の費用が少ないし、自分たちで探した蜜を食べるので肥料や飼料費が少ない。つまり、初期投資の設備と最初のミツバチを用意し、働いてくれる雇人がいれば、あとは変動費がほとんどかからずに売上をあげることができる。

人件費上昇の影響は多少受けるとしても、資材や燃料費の物価高騰の影響は少ない経営と言える。

養蜂経営は変動費が少ないので、規模が大きければ大きいほど所得は多くなる、という特徴があることがわかってきた。如何にミツバチの微妙な変化に気を付けて、健康管理・巣箱の温度管理など細心の注意を払い、上手に増やしていくかが重要である。

昭和六〇年代以降は、土地の開発がより進み、自然環境が激変した。野山では少なくなった花を求めてミツバチが農地へ行けば、農薬との接点が多くなり、影響を受けざるを得ない。その農地での耕作状態も大きく変化し、昭和四五年頃に比べ、かつての主要な蜜源の栽培面積は、レンゲは約十一%に、ナタネは約五%にまで激減した。安価なはちみつの輸入が急増し、国産はちみつの価格が低迷する中、養蜂農家の高齢化が進み、昭和六十年には飼育戸数が九四九九戸だったが、平成十七年には四七九〇戸まで落ち込んだ。近年では、はちみつの国内流通量約四一千トンのうち、国産はちみつの生産量は約三千トンにとどまっており、はちみつの国内自給率は七%程度である。

最近では、国産の農産物が見直されるとともに、国産はちみつの価格が上昇傾向にあることや、自然との接点が希薄になっている都市部での養蜂が注目されたことから、ミツバチへの関心が高まり、飼育戸数は増加傾向にあるが、一方で蜜源植物の植栽面積は、引き続き減少しており、蜂場の確保に関するトラブルが急増している。

また、生食の消費量が世界一のイチゴ栽培をはじめ、メロンなどの農産物の花粉交配でのミツバチの重要性はますます増している。

平成二十四年には、養蜂の環境が大きく変化したことを受けて養蜂振興法が改正され、平成二十五年一月一日から施行されている。大きな改正点は、蜂群の適正な管理と配置、養蜂の届け出義務対象者の拡大、蜜源植物の確保である。

新しい環境保全、生態系保全のうねりの中でミツバチの重要性は、これからも、一層増していくことになるだろう。

(完)

 

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