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蜂蜜エッセイ応募作品

戦うハニーフラッシュ

いとおかし

 

マヌカハニーという言葉は、最近では多くの人に知られるようになった。

けれど、それが普通の蜂蜜とどう違うのかと聞かれると、正しく答えられる人は案外少ないのではないだろう。さらに言えば、マヌカハニーには驚くほど値段の差があり、等級があることも意外と知られていない。

私自身の認識は、「殺菌作用があるので、喉や胃が痛むときに一匙食べるとよい」という程度である。毎日の健康維持に取り入れる人もいるらしいが、私はいつも“ピンチの時”だけ、マヌカハニーを頼る。

ある日、その「ピンチ」は突然やってきた。

週に一度しか職場に来ない年長者が、朝からごちゃごちゃと大きな声をあげ、私の横で怒りを露わにしたのである。その瞬間、胃がきりきりと差し込むように痛んだ。

――怖い。本当に怖い。胃という臓器は、こんなにも敏感なのかと驚いた。目の前のストレスに即座に反応して痛みを発するのだ。

私は思わず立ち上がり、職場に常備しているマヌカハニーをひと匙すくって口に含んだ。甘さが広がると同時に、心も少し和らいで、ようやく自分を取り戻せた。そう、これはまさに“救急のマヌカハニー”である。

私は喉も弱く、疲れるとすぐに痛みが出る。そんなときも一匙のマヌカハニーが助けてくれる。さらに、外出時には飴タイプを持ち歩いている。ひと匙が無理な時でも、マヌカハニー入りの飴があるだけで心強い。

マヌカハニーは、私にとっての救世主であり、常にポケットに忍ばせておきたい必須アイテムなのだ。

(完)

 

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