まなみ
金子みすゞの「はちと神様」という詩を知っていますか。わたしがこの詩集と出会ったのは小学校の図書室です。担任の先生にすすめられて、はじめて読んだ詩集です。この詩はとても不思議な詩です。小さなはちから、地域、まち、日本、そして大きな世界へと広がって、とうとう神様までいってその神様は小さなはちのなかに存在しているというのです。読み終えてわたしはとてもあたたかい気持ちになりました。はちは花のみつを一生懸命集めて、花粉を運んで花を咲かせます。実がなり、その実や種はまた芽を出し、大きく成長し、次の季節には大きな花を咲かせます。そして季節は巡り、またはちの赤ちゃんが生まれて、大きく育って、はちの巣から巣立っていくのです。きっとはちのなかの神様がそうさせているのでしょう。はちが集めたみつは、はちみつとしてわたしたちがおいしくいただきます。はちみつは栄養満点。はちみつがとろ~りとかかったホットケーキが子どもたちはみんな大好き。もちろんはちの赤ちゃんも大きくなるためにみつをもらいます。そして立派なはちになって、またみつを集めるのです。この詩を読んで考えてみると、わたしたち一人ひとりが役割を持って生まれてきているのだなあと感じます。それぞれが支え合って、助け合って生きている。人はひとりでは生きていけないから、だからどの子も、みんな大切で、かけがえのない命なのです。そんな大切なことを教えてくれた「はちの神様」の詩をこれからも子どもたちに読み聞かせていこうと思います。わたしも、自分を大切に、家族を大切にし、ふるさとであるまち、地域を大切にしてこれからも生きていこうと思います。
(完)
蜂蜜エッセイ一覧 =>
蜂蜜エッセイ
応募要項 =>
Copyright (C) 2011-2026 Suzuki Bee Keeping All Rights Reserved.