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蜂蜜の食べ比べ

NN

 

お店の蜂蜜売り場をのぞき、ガラス瓶に入った黄金色の蜂蜜を眺めるのが好きだ。トロっとしたものからサラサラしたもの、薄い黄色っぽいものから濃い茶色っぽいものまで見ていて全然飽きない。商品の中身を紹介するパッケージを見るのも好きだ。ミツバチや花の絵柄にそれぞれ製造者の個性が出ていてなんともかわいらしい。国内産、中国産、欧州産など世界の蜂蜜を比べるのも楽しい。国内旅行や海外旅行に行くときには、地元のスーパーに必ず立ち寄りその土地の蜂蜜を探す。アフリカのタンザニアに行ったときはポリバケツに入った業務サイズもあった。タンザニアの蜂蜜は色が黒っぽくて酸味がある。精製していない天然の蜂蜜はミツバチの羽や足、たまにミツバチまるごと混入しているものもある。私は日本の山間部などで伝統的に食べられる蜂の子はどうも苦手で、商品を手に持つことすらできないのだが、ミツバチが混入しているタンザニアの蜂蜜は最初は手が震えたものの、不思議なことに慣れるとスプーンでよけて食べられるようになった。タンザニアの蜂蜜は日本の寒い冬でも結晶化されない。少し粘着力は増すがスプーンですくえるほどである。モンゴルに行ったときはロシア製の蜂蜜を発見した。ロシア語は読めないので、パッケージの絵で判断するしかない。イラストにミツバチと蜂の巣が描かれていればおそらく間違いないだろう。最近は翻訳アプリをかざせば、だいたい何が書いてあるのか分かるようになった。技術の進歩により便利な世の中になったものだ。ロシア語の蜂蜜をお土産用にとニコニコしながら買って帰った。スーツケースに入れるときは割れないようにビニール袋に入れてタオルでぐるぐる巻きにし、さらに衣服の隙間に入れ込む。この蜂蜜、売り場で確かめれば良かったのだが、帰国後に翻訳アプリでパッケージを念入りに読んでみると、ロシア語では砂糖入りの人口蜂蜜と書いてあった。どおりでやたらと甘ったるくケーキシロップのようだと思った。今までいろいろな蜂蜜を食べてみたが、やはり日本の国内産が安心で食べやすいということに落ち着いた。少々値段は高いが、これは日本の農家の人々の努力、技術力、品質管理、なにより安心が含まれた値段だ。色々な土地の蜂蜜を試すのが面白い。アカシア、レンゲ、柑橘系など、甘さだけではなく香りや口当たりも楽しむことができる。こんな蜂蜜の食べ比べの趣味をこれからも続けていこうと思う。

(完)

 

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