ミツバチと共に90年――

信州須坂 鈴木養蜂場

はちみつ家

Suzuki Bee Keeping

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はちぶんのブログ ※鈴木養蜂場で言う『蜂蜜』とはいわゆる『本物の蜂蜜』です。

みつばちのカード入れを作って見ました。 2021/07/14(水)

こんにちは!ゆーきです!



先日、前々から欲しかったミシンを購入しました。

子どもの図書袋だとか、布団カバーとか何かと縫物する機会が多かったのですが、

ミシンがなかったのでずっと手縫いでチクチクとしていました。

間違えて刺しては痛っ!などと繰り返していたのですが、先日図書袋を仕上げたところで燃え尽きました。

ミシン買おうと…。



いざ買って使って見るとお裁縫たーのしーっ!!と火がつきまして…。笑

手元にあった布を見ると可愛いミツバチの生地がありましたので、

小さい生地で出来る、実用的なものないかな~と調べるとカードケースの作り方を見つけました。

ちょうどお仕事用の名刺入れ欲しいなと思っていた所でした。

早速ダダダーッ!!とやるとあっという間に完成!

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赤いリンゴとみつばちの黄色い顔が可愛いのです。

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中に二つのぽっけがあります。

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早速、みつうた拡散用のカードを入れました!笑

https://www.xn--h9jg5a3d.net/pdf/mitsuuta-card.pdf





東京では再び緊急事態宣言が出てしまいましたね…。

4度目のおうち時間、みつうたを聞きながらお裁縫されてみてはいかがですか?


 

レンゲ畑の耕耘に小型重機出動! 2020/07/20(月)

日本にレンゲ畑をよみがえらせようと、4、5年前から取り組んできたミツバチ応援プロジェクト。
毎年レンゲの種を蒔いて活動を続けていますが、苦労の連続。
3年ほど前から花を咲かせるようにはなりましたが、まだまだ道半ば。

300坪ほどの土地を耕すのに今までトラクターを使っていましたが、土壌を改良するためにはもっと大胆に土を掘り返さないとだめだと思い、来年に向けて先日小型重機を導入しました。

この度導入したのは小型のショベルカーです。

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ものすごくパワーがあって穴がガンガン掘れます!
超具合良い!

両サイドにレバーがあって、前にも2つのレバー、そしてあしもとにペダルふたつ、まるでロボットのコックピット。
でも操作はとても単純なのだそうです。

往年のロボットアニメの主人公になりきったケンちゃん社長は超ご機嫌。
「アムロ、行きまーす!」
と、広い荒野に乗り出しました。

ようし、レンゲの花をドンドン増やしていくぞ!

 

スズメバチの巣の駆除~今年は少ない? 2017/08/01(火)

今年すでに何件かスズメバチの駆除をしましたが、例年に比べるとどうも少ないですねぇ。

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ワッサーなども例年と比較すると発送が遅れているようで、アンズも大不作、天候不順が大きく影響しているのでしょう。
そういえば蜂蜜自体も不作でした。

九州、秋田、新潟などで豪雨の被害があったり、東京でヒョウが降ったり心配事が尽きません。

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上の巣はチャイロスズメバチの巣です。
他人の巣を乗っ取る習性があるのですが、これは自分たちで作ったようです。

それより話は変わりますが8月3日はハチミツの日ですネ!
期間中送料半額キャンペーンをする予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

迫力のオオスズメ蜂!! 2016/06/22(水)

採蜜で出たミツバチの巣のかけらにオオスズメ蜂が
たまにやってくる。

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この時期でこの大きさは恐らくオオスズメの女王蜂だろう。
これから小さめの巣を作り、卵を産み働き蜂を作り出す。
忙しい時期だ。

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よく見ると眉間に3っの丸い紋様みたいのが。
エイリアン👽みたいだ‼

今年も暑くなるので駆除依頼が多そうだ。

 

デカっ!季節はずれのスズメバチの巣駆除 2016/03/11(金)

冬だというのにスズメバチの巣の駆除依頼が舞い込みました。
こんな季節にスズメバチなどいないはずなのに、なんということでしょう。

依頼主は最近になってその巣の存在に気付いたとのことで、行ってみたら「デカっ!」(笑)

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なんでも昨年の夏、家の周りにスズメバチがやたら多く飛んでいることが気になっていたらしいのですが、軒下に巣があることにまったく気が付かなかったと言います。(気付けよ~)

シーズンはとっくに過ぎていますので中にスズメバチはいませんが、放置されたままでしたのでデカい上に形もイイ!
「これは姿取りにしてみよう」
と、ケンちゃん社長はラッカーを片手に屋根の上にあがりました。

最近ネタづまりでなかなか記事が書けないはちぶんも、面白いブログネタをみつけたとばかりその後に続きましたが、
「たかっ!!」
高所恐怖症のはちぶんは、「やっぱり来なきゃ良かった」と後悔したのでありました。

トタン屋根の上ですので足場も悪く、そこにベニヤを敷いて脚立を立てましたが、大きく傾いているので支えながら写真を撮ります。

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手慣れたケンちゃん社長は脚立の上で、スプレー式のラッカーを吹きかけて固めようとしましたが、気温が低くいので固まるのに時間がかかります。
お客様を待たせるわけにもいかないので半乾きのまま駆除を終えましたが、やはり巣を無傷で取ることはできませんでした。
姿取りはなかなかむずかしいのだっ!

それにしてもこのデカさ!
男前のケンちゃん社長の顔の2、3倍くらいあります!

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この時季のスズメバチの巣は害虫たちの寝床になっています。
春になればここからわんさとガやハエやカメムシやらが出てくるはずです。

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確かにでかいのですが、欲しい人います?(笑)

 

ミツバチは受粉の天才!~イチゴ農家で当場のミツバチ大活躍! 2016/02/09(火)

先日ケンちゃん社長が千葉のイチゴ農家に行ってきました。
当場のミツバチ達は、毎年越冬のため千葉の方へ移動しているため、その様子を見てくるのも仕事のうちなのです。

千葉の方は、信州北信地方よりもぜんぜん暖かく、防寒着など必要なかったとのことですが、向こうの人達は「寒い、寒い」と言っていたそうです。
やはり寒さの感覚が違うのですネ!(笑)

この時季のイチゴはハウスで栽培しています。
中の室温はかなりあたたかく、ケンちゃん社長は汗をかくほどだったと申しております。

そのビニールハウス内に当場のミツバチが1群、イチゴの受粉交配をさせるために置いてあるのです。

これが現在栽培中のイチゴです。

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おや?右と左とでは形がずいぶんと違いますねェ~。

右側は奇形のイチゴです。
これはミツバチ以外の昆虫(アリなど)や、風媒介によって受粉したものだそうです。
花の一部分にしか受粉してくれないので奇形のイチゴができてしまうらしいのです。

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対して左側は、ミツバチの受粉によるイチゴだそうです。

ミツバチは花のところに行くと、踊るように円を描くようにまんべんなく花の周りを動きまわるため、このようなきれいな形のイチゴになるそうですよ!

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こっちの方が美味しそうですね!

でも味は変わりません。
形が良いものはスーパーとかケーキ屋さんに行くそうで、形が悪いもののは早いうちに摘んでしまったり、多少奇形のものは安値で売るらしいです。

こんなところでも当場のミツバチ達は大活躍していますヨ!

 

オオスズメバチの女王か!? 2015/11/05(木)

もう11月。
こう寒くなると、さすがにもうスズメバチの駆除依頼はないだろうと思っていたところが、今年最後になるだろう出動依頼が!

高所作業車を使わないと届かない場所で数件、この季節になると巣は巨大化しているのですが、肝心のスズメバチは少なくなっており、女王蜂は越冬に備えどこかに身を隠してしまうため、巣の中はもぬけのカラのものも。。。

てなわけで直径5、60センチはあろうかと思われる巣を5、6か所駆除し、いよいよ帰ろうとしたところが、巣の中から1匹の巨大なオオスズメバチがっ!

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巣はキイロスズメバチだからオオスズメバチなどいるはずもないのですが、もしかしたら越冬のために移動してきたものか?

なるほど、働きバチがいなくなった巣には、ガやテントウムシやカメムシなど害虫の恰好の住み家になるため、冬場、肉食のオオスズメバチにとっては食料に困らないわけだ。

それにしてもこのオオスズメバチ、デカイ!
全長を計ったら5センチもあるではないか。

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いつ見ても恐ろしい顔付をしておるの~。

ふと、はちぶんは思った。

こいつで標本を作ってみようと。

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こうしてみると意外にカッコイイシルエットだ。
きっといい標本ができるぞ~!

 

敵は20m上空にあり!高所作業車出動! 2015/10/14(水)

先週、白馬のとあるホテルからスズメバチの駆除の依頼が入りました。
ホテルなだけにお客さんが刺されでもしたらタイヘン!

しかし巣のある場所を聞いてビックリ!

高さ20メートル以上もあるホテルの屋根の軒下に営巣しているというのです。
こりゃ高所作業車を使って駆除するしかありません。

ところが高さ20メートルも伸びる高所作業のレンタルなどどこも扱っていません。
そうして手配できたのが長野県に1台しかない?という高所作業車。

いよいよケンちゃん社長が作業台に乗り込んで駆除の開始です。

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アームがグングン伸びて、作業台はグラグラ揺れてやりにくそう。
さもあろう、高さは22、3メートル上空なのだ!
高所恐怖症のはちぶんにはゼッタイできない仕事である。

がんばれ~!(←いつものように応援だけしているはちぶん)

「何事か?」とホテルの関係者も集まってきて周囲は大賑わい。

こうして駆除された巣がこれです。

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夏が終わったこの季節の巣はとにかくデカくなっています。
ホテルの人が大きさを比較するためにタバコを置きました。

もうじきスズメバチのシーズンも終わるのだなあ~と感慨ひとしお。。。
今年も刺されずにすみました!(笑)

 

ツマアカスズメバチって? 2015/10/01(木)

今朝NHKを見ていたら「ツマアカスズメバチ」の話題が取り上げられていました。
毎年スズメバチの駆除作業をしている当場にとっては非常に気になる問題です。

もともとは中国や東南アジアに生息していたものですが、2012年に日本の対馬で確認されて以来、今年の1月に特定外来生物に指定されたのでした。
それが今年8月に北九州市で見つかり、ついに本土への侵入が認められたのです。

何が怖いかというとこのツマアカスズメバチ、ミツバチを食べてしまうのだ!
ですから養蜂家にとっては天敵です!
テレビではカボチャ農家の被害が取り上げられていましたが、今年は例年の3割くらいしか採れなかったそうです。
というのはツマアカスズメバチによって、受粉するミツバチの数が激減してしまったからだといいます。

体長は2~3センチで普通のスズメバチと同じくらいで、毒性も同等なのですが、特筆すべきはその繁殖力が半端じゃない!
キイロスズメバチなどは一つの巣に500個程度のタマゴを産みますが、ツマアカスズメバチは一つの巣に数千個のタマゴを産むというのです。
その繁殖力ですでにヨーロッパの方にも広がっており、日本の本州を席巻するのも時間の問題かもしれません。

なんとか食い止めようと動き出しているようですが、相手は昆虫ですからなんとも手ごわそうです。
もしかしたら数年後にはこのブログで、ツマアカスズメバチの駆除の様子を紹介しているかもしれませんネ。

ともあれそんなことのないように、対策を急いでほしいなあ。。。

 

挑戦!スズメ蜂の巣、姿取り! 2015/09/17(木)

先日、ケンちゃん社長がスズメ蜂の巣駆除の下見に行って、とてもきれいな形の巣を見つけた。
それは松の木の枝にできた巣で、周囲に障害となる物がないため、きれいな楕円形をなしていると言う。

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その日、野沢温泉にある大きなホテルにできた巣を駆除しながら、社長は何か考えている様子だった。
ホテルの巣は急斜面を登ったところの、非常に取りにくい場所にあり、社長と二連梯子を抱えたはちぶんは、1ヶ月分の体力を使って同行したのだ。

もう疲れたのだ~!帰りた~い!

依頼者はホテルの料理長で、駆除した蜂の子を使って宿泊客に蜂の子料理を振る舞おうというのだろう、疲れ切ったはちぶんを横目にとても嬉しそうである。
でも料理人が作る蜂の子料理、とっても気になる。。。

ともあれ、、、

次の駆除地に向かいながらケンちゃん社長が言った。
「次の場所で、スズメ蜂の巣の“姿取り”をしようと思う!」
先日下見に行って見て来たというきれいなそれだ。

“スズメ蜂の巣の姿取り”とは、たまにお店や旅館などで見かける丸い茶色い物体である。
酒屋などでは「杉玉」といって、杉の葉を束ねた球状の飾り物を見かけるが、それと同じようなものだ。

しかし家の玄関の軒下にスズメ蜂の巣など吊るしたら怖くて仕方がないではないかっ!
ところがスズメ蜂の巣には非常に深い意味があるのだと言う。

それをまとめてみると。。。

1.「蜂」は数字の「八」に通じ、末広がりである。
2.蜂の巣は出入りが非常に激しいので、千客万来・招福来訪を意味し、お店や宿屋、あるいは選挙事務所など、多くの人の出入りを望む場所に飾っておくと良い。
3.蜂は子をたくさん産み育てるので繁栄を意味し、家内安全・子孫繁栄を呼び込む。
4.蜂は働き者なので商売繁盛につながる。
5.蜂は集団生活をするので家内円満になる。
6.蜂は黄色いので「金」に通じて金運アップ!つまり商売繁盛。
7.スズメ蜂の巣は重なり合ってできているので蜂に関連する福が重なる。
8.蜂は攻撃してくるので魔除け・厄除け、転じて訪問販売などの迷惑な客を寄せ付けない。
また、岐阜県の飛騨地方などでは「スズメ蜂」のことを「ヤカンバチ」といい、「ヤカン」つまり「焼かん」に転じ、火事から家を守る意味があるそうです。

要するに蜂の巣というのは様々な良い意味を含む縁起物で、古くから家の玄関やお店の入り口に吊り下げられているのだそうだ。

なるほど~!スゴイっ!

加えて表面のマーブル模様の造形美。

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「これは高く売れそうだ。。。」と、はちぶんはニンマリ微笑んだ。

しかし、その巣を姿取りするのは非常に手間がかかり、ケンちゃん社長曰く、
「巣の表面にニスを塗り、乾いたらまたニスを塗り、それを何回か繰り返してしっかり固めてから取るのだ」

しかし駆除を依頼されているのに、巣を残したまま帰るわけにはいかない。
そんな事情でここ何年も姿取りはしていないのだと言う。
ところがこれから行く場所は、松の枝に出来ているので枝ごと切り取って持ち帰れば、ゆっくりニスを塗ることができるわけだ!

はちぶんはさっそくスマホで、スズメ蜂の巣の姿取りがいくらくらいで売れるのか調べてみたが、そんな物を売っているところはなく、ネットオークションに出せばいくらまで値が上がるかと夢を膨らませた。

思ったら吉日のケンちゃん社長は、途中ホームセンターに立ち寄りスプレー式の透明のニスを数本買い込んで、いざいざ現場に到着!

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なるほど見上げてみれば、5、6メートル上空の松の枝に、きれいなスズメ蜂の巣ができている。
大きさは2、30センチほどだろうか、「デカッ!」と言う程ではないが、なるほど巣を壊さずに取れそうだ。
さっそくトラックを巣の下に付け、荷台に鉄骨の足場を組み上げた。

スズメ蜂の巣というのは非常にもろく、ちょっと力を加えただけですぐに壊れてしまう。
それを壊さず取るには非常に高度な技術がいるらしい。
来る途中に寄った定食屋の店内に、大きなスズメ蜂の巣が3つ飾ってあったが、冬の期間に取ったものだろう、表面がボロボロになっていて残念に思っていたところだった。

ここでまたまたケンちゃん社長の豆知識、、、
スズメ蜂というのは絶えず巣の修繕をしており、冬が近づき、巣に働きバチがいなくなった瞬間から壊れていくのだそうだ。

だから、そのままの形を残しながら取るのがプロなのだ!
頼むぞ!ケンちゃん社長!

手際のいい社長は、足台に上ったかと思うと素早く巣門をティッシュでふさぎ、おもむろにニスのスプレーを吹きかけた。
その周りにはスズメ蜂が襲いかかっていた。

はちぶんは一時退却だ~!あとは任せたぞッ!

こうして取れたスズメ蜂の巣の姿取りがこれだッ!

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横の直径20数センチ、縦が30センチはあろうか。

ニスが乾くまでトラックの荷台に置いておくしかない。
両脇に箱を置き、間を渡して巣をぶら下げた。
これで工場に持ち帰り、あとは何日かかけてニスで固めていけば完成である。

箱がずれないように、また巣が箱に挟まれてつぶれないように、ガムテーブをガチガチに貼って移動開始である。

ところが工場まであと数百メートル、ゆっくり走ったつもりが激しく揺れるトラックの衝撃に耐えられず、巣が無残にポトリと落ちた。

!!!!

その日、社長はショックのあまり仕事が手につかなかった。
そしてはちぶんの夢も、あえなくついえたのだった。

 

日本ミツバチ捕獲大作戦(4) 2014/10/09(木)

(4)蜜ろう作り

あれから数日経った。
次に巣のカスから蜜ろうの制作工程をご紹介しよう。

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これだけあれば……と、たくさん作れることを期待せずにいられない。

まず、一斗缶に水を入れ、グツグツになるまで煮立てるのだ。

あまり水を入れ過ぎると蜜ろうが泡立って吹きこぼれるので入れ過ぎには注意、注意。

沸騰するまでの間、巣のカスをネットに詰め込んで口をひもでしばります。

そうそう、制作過程には企業秘密も含まれるのではしょる箇所もあるが、あらかじめご承知いただきたい。(笑)

予想以上にけっこうたくさん集まった。
全部で3個。。。
これが日本蜂が3年かかって作った巣の量なのだ。

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しかしこれだけあれば1回では終わらない。分割して作業を進めていこう。

そろそろお湯が煮立ってきたようだ。

この中に先ほどのネットに詰め込んだ巣のカスを投入する。

ポチャ~ン!

すると、すぐに蜜ろうが溶け出してくる。

ロウが溶ける温度は約60℃。
グツグツ煮立たせる必要もないが、その方が作業が早いのだ。
さらにかき混ぜながら、どんどん蜜ろうを溶かしていく。

はちぶんも日本蜂の蜜ろう作りに立ち会うのは今回がはじめてなのだ。
いったいどんなふうになるのだろうか?
興味津々である。

おおっ!
チーズフォンデュみたい!うまそ~!

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でもこれは食べ物ではない。おちつけ、おつつけ!

だいだい溶け出したらネットをあげ、2本の木ではさんで搾り取ります。

ネットの中はカスだけが残る。
これは廃棄、廃棄。

では火を止めて、冷めるのを待とう。

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卵焼きの焼く前みたい!うまそ~!
でも食べれません。(笑)

上に浮いて来たのはアク。
蜜ろうと水というのは水と油みたいな関係で、放っておけば勝手に分離する。
ちなみに蜜ろうの方が比重が軽いので浮かぶことになる。

でもこのままではまだ小さな異物が混ざっているので、固まったら更に目の細かい網に移し替え、同じ工程を2、3回繰り返えさなければならない。
しかもネットが3つあるから作業は1日では終わらない。

はちぶんは別の仕事があるので、あとはケンちゃん社長に任せて工場を後にした。

数日後。。。

これが完成した日本ミツバチの蜜ろうである。

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重さを量ったら230g。 最初に期待したほどたくさんの量は作れなかった。
それほど日本蜂の蜜ろうは貴重だということなのだ。

1回の日本ミツバチの捕獲で、いろいろな収穫がありました!

(日本ミツバチ捕獲大作戦 完)

 

日本ミツバチ捕獲大作戦(3) 2014/10/09(木)

(3)採蜜

実は和蜂の巣の駆除をすると、2つの副産物がある。

1つは日本蜂蜂蜜が採れること。
2つは和蜂の蜜ろうが作れることである。

今回はその2つの工程を最後までご紹介しよう。

まず採蜜作業である。

日本蜂の採蜜は西洋ミツバチの採蜜とは根本的に違う。
いわゆる古式養蜂のやり方で蜜を採る。
西洋ミツバチの巣箱のように、巣枠があるわけでないので遠心分離機は使えない。
つまり巣を壊して蜜を搾るという昔ながらの方法である。

巣を砕いて採るため、蜂蜜の中には花粉やハチノコやローヤルゼリー、あるいはプロポリスなども一緒に混ざる。
日本蜂蜂蜜の栄養価が高いのはそのためである。

まず大きなたらいを置き、その上に網を置き、さらにその上にザルを置く。
次にザルの中に採ってきた蜂の巣を入れ、それを包丁などで砕いていく。

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そうして1日2日、そのまま置いておくと、たらいに日本蜂蜂蜜が溜まるのだ。

ひとつでは入りきらなかったのでもうひとつ同じ装置を用意して巣を砕く。

すると。。。

おおっ!

網の下からハチミツが雨のようにしたたり落ちる。

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うまそう~!

こうしてあとは待つばかり。

今日は天気が良いので蜂蜜の粘度も柔らかく、明日には終わるのではないかとケンちゃん社長は言った。

この後、採れた蜂蜜は、ろ過して蜜ろうなどの細かいカスを取り除き、やがてビン詰めされて日本蜂蜂蜜として店頭に並ぶ。

これが今回の副産物その1、日本蜂蜂蜜である。

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250gと180gの2種類作った。
興味のある方はぜひご賞味いただきたい。

 

日本ミツバチ捕獲大作戦(2) 2014/10/09(木)

(2)和蜂の巣箱設置

一連の作業を終えて工場へ戻ると、さっそく捕獲した巣箱を蜂場の日の当たらない片隅に置き、巣門となる口を開放した。

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やがて日本蜂は少しずつ出てきたが、この巣箱に新しい巣を作ってくれるだろうか?

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問題は吸引器で吸い込む時に、女王蜂も一緒に入ったかということで、巣を作ってくれるかは運しだいでもある。

それはそうと作業はまだ終わらない。

 

日本ミツバチ捕獲大作戦(1) 2014/10/09(木)

(1)捕獲

今回の依頼は小布施町にあるとある神社からである。

「秋のお祭りの日までになんとかしてほしい」
聞けば巣営しているのはミツバチで、
「人が大勢集まる秋祭りに、万一子どもが刺されでもしたらたいへんだ」
と言う。

たいてい神社などに巣を作るミツバチは和蜂で、彼らは西洋ミツバチに比べて性格もおとなしく、滅多に人を刺すこともないが、放っておけばやがてスズメバチの標的となり、やつらを招く原因にもなる。

だから日本ミツバチの駆除依頼というのは、「駆除」というより「引っ越し」で、巣箱を介した吸引器で彼らを吸い込み、そのまま巣箱を蜂場へ設置するという方法をとっている。
だが和蜂というのは非常にデリケートで、巣箱に居ついてくれるケースはおよそ3回に1回程度である。
だから「引っ越し」というのも多少ニュアンスが違い、この物語は「捕獲大作戦」という言葉を使うことにした。

ちなみに日本在来のそのミツバチ、呼び方を和蜂と言ったり日本蜂と言ったり、あるいは日本ミツバチと言ったり様々あるが、ここでは特にこだわることはしない。

下見を終えて本日、いよいよ捕獲大作戦の決行である。

いつものトラックに乗ったのはケンちゃん社長とはちぶんで、今回のはちぶんの目的は駆除の様子を写真におさめ、ブログのネタにすることである。

小布施の神社に着くと、惣代さんであろうか、建物の周辺をきれいに手入れしている男性が「ごくろうさん」と迎え入れてくれた。
人の良さそうな依頼主である。

境内には樹齢数百年とも思われる大きなケヤキが立っていた。

その大きさから長い歴史のある神社であることが知れる。
こういった建物は、古い木造である上に、普段はあまり人も来ないから、和蜂にとって非常に住みやすい環境なのだ。

現にこうした神社、仏閣の床下や屋根裏に巣営した日本ミツバチの駆除依頼はことのほか多い。

見れば正面向かって右側の柱に「蜜蜂に注意」との張り紙がしてあり、柱と壁の間にできた小さな穴から、彼らはさかんに出入りを繰り返していた。

建物の中、年季の入った床の下、おそらくそこに彼らの住み家があるはずだった。

注意してよく見ると、案の定、床のすき間から彼らが列を作って外に出入りしているではないか。

その数から相当大きな巣であることは予想できたが、床をはずしてみないとその大きさや規模は分からない。
さっそく作業にとりかかる。

メインの道具は吸引器とホース、それと彼らの新しい家となる巣箱。
吸引器でねこそぎ彼らを吸い込んでしまおうというのである。

発電機を回して電気をおこし、延長コードを伸ばして明かりと吸引器の電源を入れた。
そして床の上のゴミやほこりをきれいに掃いて、いよいよ床板の取り外しにかかる。

ところがこの神社を建てた大工さん、よほどの腕利きとみえて打ち込んだ釘がなかなか抜けない。

ケンちゃん社長は大工さんではないので、悪戦苦闘しながらやっとの思いで釘を抜き、はちぶんも手伝ってようやく床のベニヤ板を取り外した。

「巣の全貌が見えたぞ!」
大きい!

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「これは3年ものだなあ」
ケンちゃん社長がつぶやく。
なるほど巣は何層も重なり、蜜もたっぷり含んでいる。
この規模になるとミツバチの数は2万匹をくだらないだろう。

うまそ~!!

ミツバチの捕獲よりそっちが気になるはちぶんである。

吸引器のホースの先で日本ミツバチを吸い込む作業に入った。

吸い込むといってもダイソンの掃除機というわけにはいかない。
相手は生き物であるし、弱らせてしまうことはできないのだ。
その力はそよ風にも似て、わずらわしくなるほどゆるやかなのだ。

やがて巣の下にたらいを置いて受け皿にし、鉄べらで巣の根元を一気に切り落とす。

なかなか落ちないが、やがてねっとりと下に落ちた。

重そう~!!

おおっ!

光を入れればハチミツの金の光は、まるで海賊が洞窟の中に隠した宝石ではないか!

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「よっこらしょ。こりゃたらいひとつじゃ足りない!」

2つ目のたらいを置いて再度巣の切り落としにかかったケンちゃん社長は一人で働く。

ガンバレ~

写真を撮るだけのはちぶんは面白がって見ているだけなのだ。

だいたい取り終えたか?
見て見て!これだけの巣が採れました!

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ケンちゃん社長は残りのミツバチの吸い取りに必死。

しかしホースが詰まってしまったのか吸い取りの力が弱まって、なかなか作業がはかどらない。
それを横目にはちぶんは採れたてのハチミツを舐めてみた。

甘いのう~!

この辺りは小布施だけあってクリの木が多い。
きっとクリの蜜も含んでいるのだろうが、和蜂の集める蜜は基本的に百花蜜である。
だから巣営する場所や地域によって、日本バチ蜂蜜の味はその都度違う。
今回の蜜はキャラメルのようなまったりした甘さにコクがある。

そうこうしているうちに吸引器の威力が復活し、気付けばケンちゃん社長はいくつもの防虫剤を置いた。

これでひとまず床下の作業は一段落だ。
すると和蜂たちはここにいられなくなり、一斉に外へ逃げ出すはずだ。

外に出てみれば最初に見た穴から無数のミツバチが逃げ出していた。

すかさずそれを吸引器で吸い込む。
おっと!下のコンクリートのすき間からも!

最後は板をもとに戻して、べニアも元通りにして。。。

言っておくがケンちゃん社長は大工ではない。

外のミツバチの様子が気になって出てみれば、再び穴からぞくぞくと逃げ出している。

少しは手伝った方がいいかなと思ったはちぶんは、吸引器を手にしてミツバチを吸い取った。

それにしてもきりがない。次から次へとミツバチが。。。

ええ~い、必殺!入り口封じ!

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こうやって入り口のところに吸引器の口を置いておけば、逃げ出すミツバチを次々に吸い込むことができるのだ!

こやって本日確保した和蜂の巣を見ていただこう。

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一面蜜ぶたに覆われたスーパー完熟蜜じゃあ!
中にはたっぷりハチミツがっ!

 

スズメバチ捕り物帳 2014/10/09(木)

我々は、地球侵略を目論む雀蜂星人から人類を守るために組織された「地球防衛軍雀蜂駆除隊」である。
今回の雀蜂巣営連絡を受けたのは3日前の午前中のことだった。

「た、助けて下さい!大きな蜂が屋根のところに巣を作っているんです!」

連絡を受けたケン隊長は、さっそく現場に急行した。

我々の任務は、雀蜂の巣を駆除・撃滅することである。
通常、住民から連絡が入ると現地に赴き、敵の巣営状況を細かに確認し、最も有効な駆除手段を導き出し、万全の備えをして敵との戦いに臨む。

あるときは藪の中、あるときは屋根裏や壁のすき間、またあるときは土や木の中と、やつらは神出鬼没に現れて、我々人類を脅かしているのだ。

偵察に向かったケン隊長の話によれば、今回の敵は比較的小さなキイロスズメバチ星人で、2階屋根軒下の高い場所に巣営しているため出動人員は2名必要とのことだった。

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それにしてもこの目つき、顔つき、、、見れば見るほど恐ろしい。

「はちぶん隊員、出動を要請する!」
隊長から指名されたのははちぶんである。

このたび、我々と雀蜂星人との交戦の様子を手記に残しておこう。

昼11時、ケン隊長とはちぶんは、雀蜂装甲車に梯子や必要な荷物を積み込むと、敵陣に向かって出動した。

今年は昨年に比べ、雀蜂の出現回数は少ない。
雨が多かったのと、比較的気温が低かったためだろうか、敵の活動もにぶったのだろう。
それでもケン隊長は今年だけで40回くらいは出動している。

天気は晴れ―――。

雀蜂装甲車はやがて小布施町の高齢者施設に到着した。

「高齢者が集まる場所に侵略を目論むとはふてえやつらだ!」

二人は装甲車を降り、さっそく敵陣の様子をうかがった。
2階屋根の下、、、「あった!」

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直径3、40センチはあろうか?
敵ながらあっぱれな陣所である。

あんな高い場所に陣を張り、上空からお年寄りを狙っているのだ。

「これから梯子をかけてあそこまでいく!」

ケン隊長は余裕の表情を見せて笑い、続けて、

「万一、敵に襲撃され負傷しても安心しろ。隣は病院だ」

と言った。
なるほど、見ればすぐ隣には小布施町の大きな病院がある。

隊長!そりゃねえっすよ!

二人の隊員は日差しが照りつける中で防護服を装着した。

やつらは白い物体には攻撃をしかけてこない。
これを着ればたいていの攻撃を防ぐことができるはずなのだ。

装甲車から梯子をかかえ、屋根に立てかけ、ゆっくりと敵の巣に向かって進みだした。

屋根の傾斜は大きく、足を滑らせればそのまま地面に転落するだろう。
高所恐怖症のはちぶんは足をすくませながら、一歩一歩足場を確認しながら隊長に続いた。

毒ガスを吹き付けて撃退・駆除する方法もあるが、我々の捕獲手段は、可能な限り生け捕りである。
やつらのタマゴや子どもは調理すると意外に美味で、駆除作戦の副産物になるからである。

隊長は敵陣のすぐ手前まで近づき、「見ろ!」とばかりに入り口を指さすと、すかさずそこをめがけてティッシュバズーカー砲を打ち込んだ。

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ティッシュバズーカーは見事入り口をふさぎ、敵の出入りを封じ込めた。
さすが、その手際の良さは、泣く子も黙る雀蜂仕事人と呼ばれた隊長である。

巣の周りには、まだ我々の襲撃に気付かない者たちが、巣作りに余念がない。

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「今だ!」

続いて巣ごと捕獲袋ををかぶせ、一気に生け捕りにするのだ。

落ちた!

隊長は、砕けた巣から飛び出すキイロスズメバチの大群を逃さないよう、袋の口を紐で結んだ。

そこまでの作業時間はほんの数分。
無事捕獲成功である。

巣がなくなったことに狼狽するキイロスズメバチ星人たちは、しばらく周辺を飛び回るが、2、3日もすればやがてどこかへ行ってしまう。

まだ終わりではない。
周辺を探索している雀蜂星人たちの逆襲があるかもしれないからである。

壁にこびりついている巣の根元を鉄べらで落とし、タワシでごしごししてキレイにする。

ここに巣を作ったということは、やつらにとってここは巣をつくりやすい場所であるということで、再び同じ場所につくることもよくあるのだ。

だから再び巣営しないように毒薬剤を吹き付けておく。

最後に屋根に落ちた巣のかけらをほうきとちりとりで片付けて作業完了である。

「これでまたひとつ、地球の安全が守られた!」

誇らしげなケン隊長は青空の下で思うのであった。
駆除が終わってすっかりもとどおりになり、これで高齢者も患者さんも安心して外を歩けるだろう。

ご覧いただこう、今回捕獲した敵の一兵が、するどい武器をむき出しにしたまま死んでいた。

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このお尻の鋭い針で刺されれば、人間などひとたまりもないのだ。
とにもかくにも、怪我なく任務を遂行できたことを喜び合いたい。

我々「地球防衛軍雀蜂駆除隊」の活動はまだまだ続く。
皆様も雀蜂星人を見かけたら、お近くの駆除業者へ連絡してほしい。

 

やっぱりミツバチが少ないのかなあ? 2014/02/24(月)

先日、中条村の農家さんから連絡があり、去年はきゅうり、かぼちゃ、なす等の夏野菜の収穫がすくなかったらしいです。

農家さんいわく、
「昨年はミツバチが少なく、受粉勾配がうまくいかなかったようだ」
とのこと。

今年は当場のミツバチを導入することになりましたが、やっぱりミツバチが少なくなったのでしょうか?

ミツバチをいれることによって鈴なりに実ればいいですネ!

 

大雪だ~!越冬中のミツバチが心配。。。 2014/02/10(月)

信州北部もすごい大雪がふりました!
こちらは20cmくらいつもりました。
今日は晴れましたが千葉に転地しているミツバチの巣箱が心配です。

比較的暖かい千葉でも昨日の大雪で30cmも積もったとのこと。
こっちより多いのでびっくりです。

こんなとき、ミツバチはどうしているのでしょうか?
実はあまりの寒さでじっとして動けません。

大雪が降っても巣の中にいれば大丈夫なのです。

とはいえ、寒いだろうなあ。。。

 

えっ?昆虫食!? 2013/11/22(金)

虫を食べるってことはあまりありませんが、最近密かなブームを呼んでいるらしいですよ。
なんでも太りにくくて美容にも良いらしく、今後の世界的な食糧難に向けても研究が進められているとも聞きます。

この長野でも昔からイナゴやハチノコを食べる文化はありますが、見た目さえ除けば確かにおいしい食材でもあります。

それにしても、セミやコオロギやカブトムシを食べるなんて、考えただけでぞっとします。
あのゴキブリをも食べるというのですから驚きは頂点に達します!(笑)

先日テレビでやっていたのはスズメバチの料理でした。
スズメバチといっても蜂の子ではなく成虫です。

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スズメバチの焼酎漬けなら田舎でもよくやることですが、現在当場はお酒が扱えませんので販売はしておりません。
ただご相談ならいくらでも受け付けますよ!(笑)

以前社長とも、スズメバチの成虫は、素揚げやてんぷらにすれば美味しいかもしれないと話したことはありますが、さすがにそのままの姿で食卓に出されたら引きますネ。(笑)

でも昆虫食マニアなら、その辺に飛んでいる虫が全部食べ物に見えてくるのでしょうか?うらやましい限りです。

ただ蜂の子でも生で食べるという話を聞いたことがありますが、寄生虫がいる場合がありますので食べる場合は必ず火を通して下さいね。

昆虫食の今後の動向に密かな関心を持つはちぶんでした。(笑)

 

レンゲを増やす計画 2013/10/09(水)

蜜源の不足が深刻になりはじめてから、当場ではレンゲを増やす運動を進めておりますが、なかなか増えていかないのが現状です。

昔は、レンゲは作物の天然の肥料になるのでよく里の方で見られたのですが、近年は市販の肥料を使うため、めっきりなくなってしまいました。

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わざわざハチミツを採るためだけにレンゲを育てることもなくなり、当場で扱うレンゲ蜜もすっかり少なくなってしまったのです。

そんな中、先日当場の工場周辺の休耕地に、レンゲの種をまいてもらうことになりました。

全部で4か所、合計すると720坪ほどの広さになります。

およそ30kg程度のレンゲの種ですが、うまくいけば来年の春には花が咲き、レンゲ蜜が収穫できそう?です。

昔の農法も見直されてきている昨今ですが、レンゲも復活してほしいです。

 

飯山戸狩温泉そば花まつり 2013/09/23(月)

先週の土曜日、予定どおり飯山戸狩温泉の「そば花まつり」が開催され、当そば蜂場で養蜂見学が行われました。

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しかし、先日の大型台風の影響で、そばがみんな倒されてしまい、十分に蜜がたまっておらず、採蜜作業は断念せざるを得ませんでした。
見学に来ていただいた方にはたいへん申し訳なかったのですが、巣箱を見ていただき女王蜂の観察のみ体験していただきました。

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それでも耳をすませばミツバチたちが元気にブンブン飛んでおり、快晴の下でとても気持ちのいい時間を過ごすことができました。

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本会場の名物「ぼくち蕎麦」も盛況だったようですヨ!

 

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