ミツバチと共に90年――

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『ちはやふる』に感化されてこんな歌をみつけたよ♪

橘曙覧最近はちぶんがハマっているのは末次由紀氏原作の「ちはやふる」なのだ!(笑)

「かるた」を題材にした少女マンガなのですが、これが面白い、面白い!
かるたといってもあの百人一首を使った競技かるたですが、平安文化を背景にしたストーリーがはちぶんにはたまらんっ!
なんと日本語とは美しい言葉なのだろうと思ってしまいます。

といっても百人一首などほとんど知りませんので、もしかして「蜂」が出て来る歌があるかも知れないと思って調べてみました。

すると、、、
残念!一首も見つかりませんでした。(涙)

悔しいのでいろいろ調べていましたら、こんな歌を見つけましたヨ!

『羽ならす蜂あたたかに見なさるる窓をうづめて咲くさうびかな』

「さうび」というのは「そうび」と読んで「薔薇」の花のことです。

「ブンブンと羽を鳴らしているミツバチが暖かそう
見れば窓いっぱいにバラの花が咲いているではないか!」

とでも訳しましょうか。
薔薇の季節はまだ先ですが、情景が目に浮かびますネ!

これは江戸末期の歌人橘曙覧(たちばなのあけみ)という人が歌ったもので、志濃夫廼舎歌集(しのぶのやかしゅう)という本の中にある「薔薇(そうび)」という歌です。

橘曙覧は福井県で生まれ、国学を学び、やがて独学で歌人になりました。
代表作である「志濃夫廼舎歌集」を編集したのは子の井手今滋ですが、彼の祖先は大伴家持とともに「万葉集」編纂に関わった人物といいますから、なんとも歌の不思議な因縁を感じますね。

あの正岡子規は彼のことを、「源実朝以後、歌人の名に値するものは橘曙覧ただ一人」と絶賛するほどで、はちぶんはよく分かりませんが、歌人の中ではとっても偉い人らしいです。

『曙覧の歌』正岡子規(「青空文庫」)

たまには「歌」とか「短歌」とか「俳句」に親しんでみるのもいいですね~。
「ちはやふる」もオススメですよ!(笑)

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