先日(11/30)、マンガ家の水木しげる氏死去の訃報が報道されました。
はちぶんも大好きな作家さんでしたので、驚きとともに悔やまれて仕方がありません。
水木しげるといえばなんといっても「ゲゲゲの鬼太郎」ですね!
NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」も欠かさず見てました!
彼の作品を見て一貫しているのは「目には見えないけれどある」――ということ。
妖怪もお化けも目には見えないけれども存在しているのだという、サン・テグジュペリの「星の王子様」にも似た深いテーマ性をずっと感じておりました。
ところでなぜこの話題を出したかといえば、あの鬼太郎のシンボルでもある黄色と黒の縞模様のちゃんちゃんこ、はちぶんにはミツバチをモチーフにしたのではないかと思えて仕方がなかったからです。
出典:tezukaosamu.net
調べてみるとあのちゃんちゃんこは「霊毛ちゃんちゃんこ」というらしく、人?が死ぬ時にわずか1本だけ残す「霊毛」と呼ばれる一人一人のそれを編んで作られたものらしい。
ということは外人(金髪)と日本人(黒髪)の死人の髪の毛ということ!?(笑)
その特徴は、大きさや形が変幻自在で、燃やされたり切り刻まれても元に戻り、あるときは武器になり、またあるときは防御具になったり、目玉のおやじを乗せて空を飛ぶこともできるのだ!
はちぶんもひとつ欲しいっ!!
この黄色と黒の組合せ、色彩心理学的には黄色は「進出色」、黒は「後退色」と言うそうです。
進出色とは前に飛び出て見える色で、後退色とは逆に後ろに引っ込んで見える色のこと。
この2色を交互に置くことにより、非常に目立つコントラストとなって注意や警戒を強調させることができるというわけです。
なるほど工事現場のガードフェンスや踏切の遮断機なども黄色と黒の組合せというのもうなずけます!
これは動物の世界でもいえることで、スズメバチやトラなども黄色と黒で、自分が危険な動物であることを知らせているとかいないとか???
ともあれ鬼太郎のちゃんちゃんこがなぜ黄色と黒なのかはわかりませんが、どうもミツバチとはあまり関係なさそうですね。
もしかしたら水木しげる氏がまだ売れない頃、よく腐りかけのバナナを安価で買ってきて奥様と食べたというエピソードを思うとき、あの黄色と黒はそのときの傷んだバナナの色だったのかも知れませんネ!(笑)
水木しげるさんの訃報に際し、謹んでご冥福をお祈りいたします。