ミツバチと共に90年――

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日本ミツバチ捕獲大作戦(3)

(3)採蜜

実は和蜂の巣の駆除をすると、2つの副産物がある。

1つは日本蜂蜂蜜が採れること。
2つは和蜂の蜜ろうが作れることである。

今回はその2つの工程を最後までご紹介しよう。

まず採蜜作業である。

日本蜂の採蜜は西洋ミツバチの採蜜とは根本的に違う。
いわゆる古式養蜂のやり方で蜜を採る。
西洋ミツバチの巣箱のように、巣枠があるわけでないので遠心分離機は使えない。
つまり巣を壊して蜜を搾るという昔ながらの方法である。

巣を砕いて採るため、蜂蜜の中には花粉やハチノコやローヤルゼリー、あるいはプロポリスなども一緒に混ざる。
日本蜂蜂蜜の栄養価が高いのはそのためである。

まず大きなたらいを置き、その上に網を置き、さらにその上にザルを置く。
次にザルの中に採ってきた蜂の巣を入れ、それを包丁などで砕いていく。

ファイル 652-1.jpg

そうして1日2日、そのまま置いておくと、たらいに日本蜂蜂蜜が溜まるのだ。

ひとつでは入りきらなかったのでもうひとつ同じ装置を用意して巣を砕く。

すると。。。

おおっ!

網の下からハチミツが雨のようにしたたり落ちる。

ファイル 652-2.jpg

うまそう~!

こうしてあとは待つばかり。

今日は天気が良いので蜂蜜の粘度も柔らかく、明日には終わるのではないかとケンちゃん社長は言った。

この後、採れた蜂蜜は、ろ過して蜜ろうなどの細かいカスを取り除き、やがてビン詰めされて日本蜂蜂蜜として店頭に並ぶ。

これが今回の副産物その1、日本蜂蜂蜜である。

ファイル 652-3.jpg

250gと180gの2種類作った。
興味のある方はぜひご賞味いただきたい。

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