こんな言葉があります。
"If the bee disappeared off the surface of the globe then man would only have four years of life left."
私なりに訳してみますと―――、
「もし、ミツバチが地球上からいなくなったら、人の営みは残り4年ほどだろう。」
これは議論はありますが、一応アインシュタインが言ったとされる言葉です。
私たちはアインシュタインと聞くだけで、それが真実のように聞こえてしまいますが、いったいどういう意味でしょうか?
ミツバチは植物の花から蜜を集め、そのかわりに植物の受粉勾配を助けます。
いわばミツバチと植物とは水魚の交わりのような関係で、実に植物全体の3分の2もがミツバチが行う受粉に頼っているとも言われているのです。
つまりミツバチが絶滅すると、単純に地球上の3分の2もの植物が種を絶たれるわけで、そうなると次に困るのがそうした植物を食料にしている動物たちということになります。
更に草食動物が減ってしまうと当然肉食動物も減ってしまい、生態系が崩れてしまいます。
生態系が崩れてしまえば人類がいくら英知を集めたところで、食料難を免れることはできず、ついには滅亡するだろう。。。
と、まあこういうことらしいですが、それが4年としているところがアインシュタインらしいといえばそう思えますネ。
いわゆるこれは、ブラジルで蝶が羽ばたくとシカゴで大雨が降るという「バタフライ効果」とか、「大風が吹けば桶屋が儲かる」といった類いの、ミツバチと人間との間の連鎖関係をあらわしていますが、ミツバチの大量死とかのニュースを知るたびに、なんだか不安になってしまいます。
そろそろ飯山の菜の花畑への巣箱設置もはじまってきます。
今年、豊作であることを祈るばかりです。