ミツバチと共に90年――

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葛飾北斎の描いた蜂~第2弾

以前も一回、北斎漫画にある葛飾北斎が描いた蜂を紹介しましたが、浮世絵にもみつけましたので、今日はそれを紹介したいと思います。

タイトルは「菊と蜂」。

ファイル 434-1.jpg

鮮やかな何種類もの大小の菊の花を、その花びらの裏まで描いて花の重厚感を持たせながら、左上に一匹の蜂を描くことで絵に動きを加え、また、見る者の心をなごます工夫を凝らしたサスガ北斎という作品ですね。

菊は秋の花で、日本という国を象徴するばかりか、「高貴」とか「高尚」といった花言葉の意味もあります。
時季的に蜂は飛んでいたのだろうか?と首を傾げてしまう要素もありますが、まあそこは気にせず鑑賞しましょう。(笑)

これは北斎が描いた花鳥画のひとつで、他に「桔梗と蜻蛉」や「アヤメにキリギリス」などがあります。

実はこの絵、調べていくと、別にもうひとつのタイトルがあるようです。
それは「菊に虻(あぶ)」というのです。

この飛んでいる虫は蜂だろうか?虻だろうか?

どちらでもいいではないかと思うかも知れませんが、はちみつ家のブログとしてはそういうわけにはいきません。(笑)

……と、少し色も画質も違うのですが、北斎の同じ構図の同じ絵を見つけました。
タイトルは「菊に虻(あぶ)」……。
しかも親切に飛んでいる虫の部分を拡大してくれています。

ファイル 434-2.jpg

むむ……っ!?
羽根が4枚あるではないか!

先日のブログのおさらいで、アブには羽根は2枚しかないはずです。
よって、ここに描かれている虫は、紛れもない「蜂」であると断定できました。

あ~、スッキリした!(笑)

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