ミツバチと共に90年――

信州須坂 鈴木養蜂場

はちみつ家

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鈴木養蜂場の歴史

1年以上ブログを書き続けてきましたが、ふと、お店についての記事がほとんどないことに気づきました。

こりゃいかん!(笑)

せっかく実店舗があるというのに、それを紹介しない手はない―――、と思ったはちぶんは、新たに「鈴木養蜂場はちみつ家って?」というカテゴリをもうけて書くことにしました。

さしあたって、鈴木養蜂場の歴史をご紹介したいと思います。

「ミツバチと共に90年」というコンセプトを持つからには、その歴史は今から90年前にさかのぼります。
時は大正時代中期、当場の創業者鈴木袈裟美さんが、松代から約50群のミツバチの巣箱を、ここ須坂に持ち込んで養蜂を始めたのが淵源だということです。
西洋ミツバチによる現在のような蜂蜜採取方法が日本で行われはじめたのが明治時代に入ってからのことですから、全国的にもかなり早い時期からの取り組みだったといえますネ。

その後、正式に養蜂を業としてはじめたのが大正10年(1921)、なるほど蜂蜜の老舗といってもさしつかえありません。
残念ながら当時の写真などは1枚も残っていないということですが、現社長の健太郎さん曰く、
「創業当時は貧乏で、写真なんかとても高価で撮る余裕がなかったんじゃないかなあ」
とのことです。

当時はサイダーやウィスキー、あるいは酒ビンなどの廃ビンに入れて売っていたそうですが、特に終戦直後は砂糖もなく、ハチミツは非常に貴重なものだったようです。

先代の社長勝夫さんは2代目で、現在は会長を務めております。
よく「うちは企業じゃねえ、家業だ」と言っていましたが、そこには人の心が見える商売をしたいという、今も受け継がれる理念があったように思います。

昭和33年(1958)頃には巣箱も220群規模になり、以来、ローヤルゼリーやプロポリス等も扱うようになりました。
まだまだローヤルゼリーなんていうものは世間ではあまり知られておらず、お得意様といえば決まって富裕層だったそうです。
よくみすぼらしい店舗の前にローヤルゼリーを買い求めに黒塗りの乗用車がやってきて、近所の人達は何事が起こったか?と、目をぱちくりさせて驚いていたということです。

こうして現在に至るわけですが(←はしょりすぎ!)、ミツバチの減少や国産蜂蜜の高騰に加え、みなさんご存じのとおりの経済状況の中、本物にこだわる現社長は、毎日頭を悩ませているのでございます。

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