ミツバチと共に90年――

信州須坂 鈴木養蜂場

はちみつ家

Suzuki Bee Keeping

サイトマップ RSSフィード
〒382-0082 長野県須坂市大字須坂222-3

記事一覧

蜂蜜は愛の誓い~東ヨーロッパ婚姻のしきたり?

東ヨーロッパの方では結婚式の祝宴で、蜂蜜はとても重要な意味を持っていたようですネ。

ポーランドでは、結婚式といえば蜂蜜の歌をうたったそうです。

「♪農場ではミツバチのようによく働き
  二人の結婚生活は蜂蜜のように甘い」

と。
そして式が終わると花嫁は家に戻り、暖炉に3回導かれその足を洗われ、そして新居に入ります。
そのとき花嫁は目隠しをされ、唇に蜂蜜を塗られたのだそうですヨ。イヤ~ン(笑)

また、ハンガリーでは結婚の祝福が続く間、満月になると花嫁は蜂蜜ケーキを焼いて新郎に食べさせたそうです。
それは、二人の愛が長く続く祈りであり、二人の人生を甘くすると考えられていたからのようです。

さらにクロアチアにはもっと面白いしきたりがある?あった?そうです。

結婚式が終わると、新郎の両親が家の入口で手に蜂蜜入りのピッチャーを抱え、二人の到着を待ちます。
面白いのは、その容器はガラスなど透明なものではいけないということです。

やがて新郎新婦が家に帰ってくると、新郎は母親にこう聞きます。
「そのピッチャーの中には何が入っているの?」
すると母親が答えます。
「これは私の蜂蜜と、あなたの善意ですよ」
と。

そしていよいよ花嫁が家の中に入る時になって、義母はスプーン1杯の蜂蜜を花嫁の口元に差し出します。
蜂蜜を口に含んだ花嫁は、花束とさらにカップ1杯の蜂蜜が与えられ、その後花嫁が家の中を案内されている間、母親は各部屋の入り口のドアに蜂蜜を塗るのだそうです。

これに似た風習がダルマチアやヘルツェゴビナにもあるそうで、そこでは結婚式の間、マリッジリングを蜂蜜に浸たしておく周到さだったといいます。(笑)

筆者も実際見たわけではありませんが、なんだかとても甘~く幸せな生活のはじまりを予感させるお話だと思いませんか?
でも結婚式の後は、家のそこらじゅうが蜂蜜でベトベトだったことでしょう。(笑)

皆さんも結婚式のお祝いに蜂蜜を贈ってみてはいかがですか?

はちみつ家メニュー

Copyright (C) 2011- Suzuki Bee Keeping All Rights Reserved.