人とミツバチとの関係はとても古い歴史を持っています。
ピラミッドの壁画にはその様子が描かれており、紀元前のエジプト文明においても、人はミツバチからの恵みをもらっていました。
さてローヤルゼリーです。
歴史上、はじめて文献にローヤルゼリーが登場するのは、古代ローマのアリストテレス(B.C.384~B.C.322)の時代です。
今から2000年以上も昔の話しです!
アリストテレスといえば哲学者ですが、その著書のひとつ『動物誌』には、次のような記述が見られます。
「濃厚な蜂蜜に似た淡黄色の柔らかいもの───」
紛れもない、これはローヤルゼリーに違いありません。
ハチミツとは色も味覚も異なるクリーム状の液体の中に浮かぶミツバチの幼虫が、やがて女王バチへと成長することを知った彼は、ローヤルゼリーが女王バチを生み出す“魔法の鍵”だと理解するに至ったといいます。
私は人とミツバチは、いにしえの宿縁で結ばれているように思えてしかたありません。