ミツバチに刺されたらたいへん!急いでお医者さんに行かなきゃ!
って普通は思います。
ところがその毒が、返って体にいいという蜂針療法というのがあるのをご存じですか?
その歴史は古く、古代エジプト人やバビロニア人もやっていたと言われ、古代ギリシャの医学の父と称されるヒポクラテスも“神秘の薬”と称したほどで、中世のヨーロッパでもリューマチの治療に使っていたと言います。
近年では、イギリスやドイツやアメリカでも蜂毒の研究が盛んに行われ、医療法の一つとしても注目されているのです。
ミツバチは約0.1mgほどの蜂毒を持っていますが、その成分はおよそ50種類くらいあり、その多くは人間の体内にもあるものなのだそうです。
その施術法は、ミツバチの毒針を腹部からピンセットで取り出し皮膚に刺し、その深さや時間で毒の量を調節するというもので、さまざまな病気に効果をあげているというのです。
それは例えば血行を良くしたり、炎症を抑えたえり、痛みを和らげたり、細菌やウイルスを死滅させたり、神経・免疫系の機能を活発化させたりとさまざまです。
蜂毒の成分は必ずしも体に良いものばかりではありませんが、互いに相乗しあい効果を発揮すると考えられていますが、“毒をもって毒を制す”とはまさにこのことでしょうか?(笑)
ある発表によれば、養蜂家のガン発生率が著しく少ないのは、ハチミツやローヤルゼリーをたくさん摂取しているからではなく、ミツバチに頻繁に刺されているからと結論づけている研究もあるほどなのです。(←ホントかな!?)
最近注目されているのは、韓国で行われている皮膚やリューマチ性関節炎などの抗炎症剤としての活用で、日本においてはいわゆるツボに蜂毒を刺し、鍼灸として使用されることもありますが、最近では美容分野での活用が盛んで、ニキビや肌あれの改善などに使われるようになってきています。
ご興味のある方は、挑戦してみてはいかがですか?
でも稀にアレルギーが出ることもあるそうなので注意してくださいネ!