ミツバチと共に90年――

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イソップ童話『ミツバチを飼う人』

イソップ童話は紀元前6世紀に、古代ギリシャの寓話作家イソップが書いたとされています。
奴隷という身分だった彼は、当時身近な動物や自然、あるいはそれらと人間のかかわりを通して物語を書き、その戒めは現在なお通用していることに驚かされます。

もしかしたら、人々から虐げられ、多くの苦しみを知っていたからこそ、本当に大切なものは何かということが見えたのかもしれません。
今日はイソップ童話に出てくるミツバチのお話です。

『あるとき、養蜂場に忍び込んだ泥棒が、巣箱にたっぷり入ったハチミツを盗んでいきました。

やがてミツバチの飼い主が戻ってくると、すっかり空っぽになった巣箱を見てビックリ!
「いったい誰が盗んだのか!?」
と、巣箱をのぞいたりいじったりしていろいろ調べているところへ、蜜を集めに行っていたミツバチたちが戻って来ました。

するとあろうことか、ミツバチは泥棒と間違えて、飼い主めがけて一斉に襲いかかってきたのです。飼い主はもうさんざんです。

「まったくお前たちはひどい奴らだ!」
と、刺されて真っ赤に腫れ上がった顔でカンカン。
「巣を盗んだ泥棒には何もしないで、毎日世話をしてやっている私を、こんなにひどい目にあわせるなんて!!」
と―――。』

これは自分の不注意から起こった失敗なのに、味方に対して八つ当たりする人に聞かせるお話ですネ。
逆にミツバチの立場からいうと、恩を仇で返すというお話です。
でもミツバチにそんなことを言っても無駄ですネ。やっぱりなにがあってもミツバチの恩恵に感謝する心は大切だと思いました。
たとえ刺されたとしても……。(笑)

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